2010年10月04日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

ミステリアスな少女

今朝、通勤電車の混雑の中、ぼ〜ッと立つ私の脳裏をふと泣きじゃくりながら、走り出す女の子の後ろ姿が何度も何度も、
消え隠れした。どうしただろうか?無事にお母さんに逢えて家路に着いただろうか?
先週の土曜日、「ENISHI」の窓越しに女の子が泣いているのを偶々、お店に立ち寄ったOLA子が見つけた。
「あれっ!女の子が泣いている!」・・そう言いながらドアを開け外へ。引き続き、私も外へ。
小学低学年生らしき女の子が「ママがいない。ママと帰る。」と異常なまでに泣きじゃくり、ゲホゲホと座り込んでいる。

今時の小学生にしては珍しい。お母さんと逸れたぐらいでは泣かないだろうに。
「お母さんと何処で逸れたの?」と問うと、相変わらず泣きながら約100m先の信号の所で逸れたと話した。
そこまで、一緒に捜しに行こうと女の子の手を掴もうとした。が、その瞬間女の子の泣き声が止まった。
ふと、その視線の先には、パパらしき若い男性がお菓子の箱片手に、女の子目がけて歩いて来る姿が在った。
女の子の顔は蒼白。

「あら、パパが見つけてくれたね。」と言いかけた時には、女の子は猛烈な勢いで逃げ出した。
車道に、はみ出し、車に跳ねられそうな女の子を静止しようとした私の手は全く届かなかった。
物凄い勢いで人混みの中へ。暫く追いかけたが見失った。
ふと振り返ると無表情の若い男性が、焦って女の子を追う様子もなくユックリノロノロ。この人は誰?
「大丈夫ですか?」と問いかけた私の声にうすら笑い。
OLA子と私に、ほぼ同時に不安がよぎった。走り去った女の子と、うすら笑いの不気味な若い男性の姿を暫く二人で追っていた。

微妙な、世の中だ。お母さんが女の子を置き去り?義理パパ?見知らぬ人?本当の親子?・・分からない!希薄な家族愛?
穏やかならぬ事件も身近に迫る、今の時代。
もう少し、何かできる事は無かったのか?・・と、何回も頭の中をグルグル悔いが残った。
blogranking.gif

ブログランキング・にほんブログ村へ

↑ブログを読んだらクリックしてね!
posted by CSNメンバー at 19:26 | Comment(0) | TrackBack(0)

2010年09月27日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

どうしたものだろうか?

ジメジメと降り続く雨。
何だかダル〜ィ、今日この頃。

思い返せば、先々週辺りからだろうか?
ある人の感情の動きが、自分の感情を重く引きずっている。
人の感情に影響され易いのは、日常茶飯事の事ではあるのだが、
この手の感情は・・・。

表の感情と裏の感情が極端に違う人がいる。
この類の人は、何気なく近づいて来ては何気なく去って行く。
しかし、必ずモヤモヤとした嫌な感情を残して行く。
そして何とか忘れかけていた時、又、フラフラとやって来ては、
嫌な感情を残して行く。

何なんだろうか?

私の中では、この人の、この感情の動きは引っかかる・・と、
一瞬にして身体が硬くなる。肩が凝り、首がカチコチ。
しかし、その人が自分の前から居なくなると自然と自分の中で、
その人の存在は消える。

しかし忘れた頃に、その人は、やって来る。
そして以前、その人に感じた嫌な感情が強化されて甦る。
逃げ場の無い感情。きっと、その人の感情は葛藤の嵐。

ズバッと反論したい衝動に駆られる。
しかし、できない。言ってはいけない様な気がする。
一人でも持て余すのに、最近、二人に増えた。

どうしたものだろうか?
blogranking.gif

ブログランキング・にほんブログ村へ

↑ブログを読んだらクリックしてね!
posted by CSNメンバー at 20:41 | Comment(0) | TrackBack(0)

2010年09月20日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

ゲームとバトル

「中国語のDVDを何処に置いた?」
と、夫がツーンと澄ました顔でパソコンをたたいている。
夜終電で帰ってホトホト疲れた私を待ち構えていたのは、
夫のゲームだった。

その声のトーンを聞いた瞬間、ハッと思った。
ヤバイ!来た!トッチメラレル!
3連ちゃんの終電。それは、そーだ。
誰が聞いても、遅すぎる!
毎日遅いのには、それなりの理由はあるが、夫には、そ
んな理由は、どうでもいい事だ。

疲れている暇は無く、捜しまくった。
しかし思い当たる節は無い。
はて?最近DVDなんて片づけたっけ?
恐る恐る、チラチラと夫の顔を見ながら、その周辺をウ
ロウロ。やはり無い。
いつも夫の机は書類と本と様々な物で山積みになる。
その事が時々、私のストレスの元になり、本人が嫌がる
のを無視して勝手に適当に片づけてしまう。

そしてお決まりコースは夫のイラつき。
すぐには怒らない。私の方に何か突っ込める理由が生じた
時にバシッと怒る。今度も片づけたのは2週間程前。
「いいよ、明日でも。疲れているだろうから、明日やれば。」
勝ち誇った様な、夫のその顔に思わずムッ!
「ふーん。私はDVDなんて見かけていないし片づけていない。」
と、ポツリと不安げに私は言った。
「ここに置いておいた。マウスの近くのここに!」と夫。
「エッ!マウスの近くなんて片づけていない!」と私。
チラッと見た夫の机下にある箱の中に1枚のDVDがキラリ。

形勢逆転!「いったい、何なのよ!」
それからは、バトル!沈黙と怒りが数分。
そして夫が折れた。「御免。言い過ぎた!」
結局、忙しすぎて夫の不満が爆発した。
私も一気に反省ムードに変わり、話し合いにシフトしていった。
そして、次の日の日曜日には二人で久々に散歩した。

行き先は近くの温泉。半年ぶりの温泉は心地よかった。
夫が私に言いたい事は、ハッキリしていた。

人に振り回されるな!自分のバランスを崩すな!
blogranking.gif

ブログランキング・にほんブログ村へ

↑ブログを読んだらクリックしてね!

posted by CSNメンバー at 13:49 | Comment(0) | TrackBack(0)

2010年09月13日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

「縁結び」

「○○さんは、縁結び!」と、男性Aが言った。
「○○さんは、縁結び?」と、不思議に思った私はポツリと独り言。
すると、○○さんがENISHIのドアを開けて現れた。
男性Aと○○さんは閉店間際のENISHIで、どうやら仕事の打ち合わ
せをする為に待ち合わせをしたようだ。

エッ?これから打ち合わせ?・・と思いながら洗い物をしたり、閉
店準備をしていると、男性Aと○○さんは、私にも話に参画して欲
しいのか?・・突然、私の意見を求めて来る。
しかし、私は殆ど二人の会話は、聞いていない。
私の頭は単細胞で、何かをやりながら人の話を聞くなんて事は出来
ない。

とにかく「縁結び」と言う言葉だけが何回も耳に入ってくる。
『「縁結び」って何の事ですか?「縁結び」の形をしたドーナツの
事?』と、問う私を視る二人の眼差しは・・・。
何だか急に恥ずかしく成ってしまった。
少し、間をおいて・・男性Aが「縁を結ぶ事だよ!」と、ニヤリ。
○○さんは、男性Aに、彼が必要としている人材を紹介するという
「縁結び」をしていた様だ。

成る程・・最近、「縁結び」なんて言葉は暫く聞いた事が無かった
し・・と自分自身に弁解しながら、その日は終わった。
ところが、やけに「縁結び」が脳裏に残って、消えない。
消えて、消えて、と思えば思う程「縁結び」の言葉が浮かび上がる。
困ったな!と思っていると、友人Kからメールが届いた。

私と友人Kにとって、共通の友人Fを連れてENISHIに、来たいとい
うメールだった。
30代半ばという若さで蜘蛛膜下出血になった友人Fの闘病生活は壮
絶だった。後、数カ月もすれば、作業療法士の受験資格が取得でき
るという時期に倒れた。本人の苦悩を考えると胸がざわついた。
そんな友人Fの闘病生活は、約3年続いた。
そして、やっと症状が落ち着いた様だ。いつも前向きで直向きな性
格に忍耐強さが加わり、コツコツと着実に日常生活を取り戻しつつ
ある。

いつも気に掛けていながら友人Fとの縁が遠く成っていた。
その事が時々気がかりでもあった。そんな中、届いた友人Kのメール
に対し、感謝と懐かしさの思いで一杯になった。
今日は、縁遠くなった縁を身近な縁に結び直してくれた友人Kに感謝
する一日となった。
blogranking.gif

ブログランキング・にほんブログ村へ

↑ブログを読んだらクリックしてね!
posted by CSNメンバー at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0)

2010年09月06日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

腱鞘炎の副産物

左手の腱鞘炎が、随分良くなり、痛みも無くなって来た。
しかし親指の第一関節は、未だにカックンカックンと伸縮
が上手くいかない。

約一ヶ月の通院が、今日で終了した。
そのリハビリでの治療は、親指の屈伸では無く、肩甲骨を
如何に動かして左片腕を使うかの練習に重点が置かれた。
肩甲骨を上から順に、上部、真ん中、下部・・と、肩に力
を入れず、首にも入れず、腕も動かさずに部分的に動かす
・・という事が難しい。

まず、これが自分には出来ていないという事に気づくまで
に時間が掛かった。右の肩甲骨は難なくできるのに左は、
出来ていなかった。
この事が左手の腱鞘炎を引き起こした原因になっていた。
何故、左の肩甲骨が自在に動かないのか?
それは、背骨のねじれに在り、それは腰痛にも繋がっていた。

理学療法士の助けを借り、一つ一つの筋肉の動きを確認して
行く事で、どの筋力を鍛えるべきなのかが、ハッキリと自覚
できた。
そして、肩甲骨を自在に動かす事の根本が、腹式呼吸にあるな
んて腱鞘炎になってみて初めて知った。

本当に腹式呼吸は苦手だ。
意識すれば、するほど出来ない。
今回の腱鞘炎による痛みの副産物は、腹式呼吸の大切さと肩
甲骨を稼働させる事の大切さを知る事だった。

これが上手く使える様になると親指は治るとの事だ。
全く関係性が無い様に見えて関係性が有る所に、面白さを感
じた一件だった。

blogranking.gif

ブログランキング・にほんブログ村へ
↑ブログを読んだらクリックしてね!
posted by CSNメンバー at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0)

2010年08月30日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

ヤルカ、ヤラナイカ。

デキルカ?デキナイカ?では無く、ヤルカ!ヤラナイカ!だ。

何度となく聞いた事のある、この言葉・・・。
なかなか、この言葉の持つ凄さは実感できなかった。

何気なく点けたテレビに釘づけになった。
幼少の頃、患った肺炎が、その人の聴力を完全に奪った。
母子の想像を絶する努力は、その人をダンサーにした。

いつも極限状態で頑張って来たのだろう。
聾者のダンス教師が幼い教え子達に対して発した、その言葉
は、ピーンと張り詰めた弦の様だった。

24時間テレビに披露された、スピードの歌と踊りに混ざった
子供達の姿は躍動感に溢れリズミカルだった。
しかし、途中から加わったダンス教師の踊りは、スピードの
メンバーよりも誰よりも際だつ、美しさだった。

その人が発した言葉だからこそ、その強烈な思いが伝わって
来たのだと思う。

デキルカ?デキナイカ?では無く、ヤルカ!ヤラナイカ!だ。
blogranking.gif

ブログランキング・にほんブログ村へ

↑ブログを読んだらクリックしてね!
posted by CSNメンバー at 23:55 | Comment(4) | TrackBack(0)

2010年08月23日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

20年の歳月とラケット感情

約20年間、引きずった古傷にピリオッドを打った。
先々週のブログにも書いたラケット感情。
そして、そのブログを書いた週の日曜日の朝、徐に自分の感情の動き
を夫の見つめる視線を受けながら話し始めた。

20年の歳月は、自分の感情を客観的に捉えながら相手に伝えるに、十分
の歳月だった。そして、子育てが一段落し、子供達が社会人になった今、
辛かった日々が過去に変わり、生活や感情に余裕を持って向かえる様に
も成った。その事は、この上ない幸せであると感じている。

約20年前、夫が家出した。
約半年の家出だった。
その理由は色々ある。一つは私の仕事が激務で家族を思いやる余裕が無
かった事で、それが最大の理由だと思っている。
そして夫側の理由としては、会社立ち上げで家族のゴタゴタに思い煩う
日々に根を上げたと言うのが本音だろうか?
当時、無言の圧力が私に向けられた。
しかし、夫が家出と言う行動に出るまで、私は無視し続けた。

その無言の圧力とは、私が仕事を辞め、専業主婦になる事だった。
成りたくて技師になった自分が家族の為に仕事を辞めるなんて考えられ
なかった。しかし現実は厳しく、夫も私も日々の生活にクタクタ。
当初、夫の家出は、私にとっては有るまじき行為だった。
その思いは半年もの間、怒りとなって続いた。
しかし長女が小学校入学するに先立ち、私が夫に謝罪し、仕事を辞める
という事で、表面上の問題は解決した。

私の中に一つの「見捨てられ不安」がシコリとなって残った。
物事に熱中し過ぎて家族の事から目を反らすと夫に「見捨てられる」。
それでも他の人から観たら十分に伸び伸びと過ごしていたに違いない。
しかし自分の中の感情は自分にしか本当のところは分からないものだ。
そんな、自分の感情の「見捨てられ不安」を夫に話した。

夫は懐かしそうな表情で過去を振り返りながら、笑って言った。
「自分のやりたい事を自分の責任で、懸命にやる姿は美しいものだよ。
家族の事は気にしなくてもいいよ。各自で何とかするんだから。」

「えっ?!毎日、すれ違いの日々が続いて、夕食も作らない日々が続い
てもいいの?」と畳み込む私の質問に、「全く問題は、無い。」と、夫。
いや〜。驚いた!!
かくして、一つのラケット感情に決別した。
しかし、目の前の霧が晴れた気がしたのは先週一週間だけ。
いざ、好きな事をしてもいいと・・許可を貰っても自分の責任で何処まで、
出来、何処まで、やればいいのか?失敗は今さら、したくはないし・・・。

取りあえず、明日の事だけを考えようか・・・。
blogranking.gif

ブログランキング・にほんブログ村へ

↑ブログを読んだらクリックしてね!

posted by CSNメンバー at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0)