お金が無い

「私には、どうしてお金が無いのだろう？」と友人がポツリ。
唐突な友人の言葉に「ああ〜っ」と言ったまま私は、沈黙。

友人の視線の先には「ＦＸ投資」の証券会社広告が有った。
すると、友人は「何をやるにも、まとまったお金がいるよのよね。
ＦＸやるにもお金が無いし・・・。」

最近は、随分ＦＸが人気の様だから友人もやってみたいと思った
のだろうか？どちらにしてもお金に対する執着心の少ない友人に、
ＦＸは無理だろう・・そして私も無理。

お金を貯めたいのなら、使わないのが一番と言いたいが、それも
中々難しい。取りあえず、今の職場で現状維持。

景気が一向に上向きにならない今、さすがに、友人も時々不安を
覚えるようだ。周囲にも、お金の無い人が着実に増えている。

そんな事は深く考えても、何の案も浮かばない。
取りあえず、その考えからは遠ざかるとしよう。
そして明日は、紅葉を見に出掛けたい。





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母の面影

最近、年老いて柔和に笑う母の面影を思い出す事が多くなった。
ここ１年位、御無沙汰したままで、電話もしていない。
どうして居るだろうか？元気にしているのだろうか？

去年、母に「無理に来るなら来なくてもいい。」と言われたのが
妙に自分の気に障り、気持ちが納まりきれず、忙しいのを言い訳
にして今日まで月日が経ってしまった。

人にも自分にも厳しい母は、自分が寂しくても自分の方からは、
決して電話を掛けて来ない。毎日多忙な子供達に迷惑を掛けたく
ないから・・と言うのが母の口癖だ。

関東近辺に住んで居て、逢いに行こうと思えば２時間で行けると
いうのに、こんなにも逢いに行かない自分が、親不孝者に思えて
来た。

「無理に来るなら来なくてもいい。」と言う母の言葉・・。
確かに、あの頃は、そんな気持ちで私は、母に逢いに行っていた。
親子が故の複雑な思い。上手く伝えられなくて、理解してもらえ
なくて、歯痒い思い。

しかし１年経った今、もうそんな事は、どうでも良くなった。
寂しげな母の姿が脳裏に浮かんでは消える。
今週にでも、逢いに行って来よう。
そして一杯、お喋りして楽しいひと時を過ごして来よう。





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高尾山と不思議な女性

先週月曜日、紅葉には、少し早いかな？と思いつつも近場の高尾山に行った。
相変わらず遅めの登山で、人の流れに逆行しながら高尾駅からのハイキング。
そもそも無計画のイキアタリバッタリで降りる駅を間違えた。

高尾駅13:00⇒高尾山口駅⇒清滝駅14:00⇒１号路経由（山上駅→高尾山駅14:55
→高尾山薬王院）⇒高尾山山頂16:00

清滝駅から高尾山駅まではケーブルカーが出ている（片道450円）が、今回は
1号路（3.8km）経由で歩き。上記の写真は高尾山駅でケーブルカー終点。
高尾山麓は、まだまだ紅葉していないが、高尾山駅は、僅かながら色づいていた。
１号路の途中にかすみ台展望台（十一丁目茶屋脇）からは都心のビル街や横浜のビル
までもが良く見えた。


道中、秋の遠足で小・中・高生の団体とすれ違い、賑やかだった。
人気スポットの高尾山薬王院に着いたのが15:30頃で、辺りはすでに薄暗かった。
境内には、全く人がいなくてシーンと静まり返っていた。1260年前の奈良時代に開山。
段々、ひと気がなくなり、ついに頂上に着いた時はカメラマンが数人。
ハッと前方を見ると美しい山並みが夕陽に照らし出されていた。


高尾山からは運がいいとダイヤモンド富士が見られると言う。
30分位夕暮れ時の富士山を眺め下山し、最終ケーブルカーで真っ暗な高尾山を降りた。

かすみ台展望台近くに不思議な女性がいた。色紙に筆をサラサラと走らせて文章を書いていた。
歳は50代だろうか？人だかりができていて一人の熟年男性が一生懸命、何やら、その女性に話し
かけていた。身の上相談？色紙に書かれた文章が展示されていた。啓示かな？

相手の目をジッと見ると、文章が浮かんで来るという。
そう言われると興味深々。11月は紅葉まつりで来ているのだそうで普段はあまりいないという事
だった。目をジッ見る事、数秒にしてアッという間にサラサラと書いてくれた。
どんな内容かな・・と考える間もなく、書かれた内容にビックリ・・今の心情にピッタリのアドバ
イスだった。




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論理的思考

先週一週間、悪天候の日々が続き今日の午後、久々の青空。

急に寒い日々が続き、近所の銀杏並木が色づくかと思えば、まだまだ青い。
暫くは晴天が続き、紅葉を楽しめる季節であって欲しいと思いながら某有
名大学のキャンパスを通り抜けた。

すると、大学の掲示板に、社会人向け講演会のお知らせが数枚掲げられていた。
12月までの間に何回か行われる。先着順で無料。もう、とても魅力的な内容に
ジーッと見入った。しかし講演会の時間帯は、丁度仕事の真っ最中で無理だ。残念。

日経に数学を学ぶ大人が増えている。と言う記事が載っていた。
「実際に仕事で使わなくても、モノを考える手順、論理的な考え方を磨けるのも数
学の魅力です。」と言う社会人。

「景気が低迷しモノが売れない時代だからこそ、論理的に考え、説得する事が会議
や取引先との交渉などで大事になって来たのです。」と、ある大学教授のコメント
が載っていた。

又、こんな事も書かれていた。

30代半ばまでの人では中学で負の計算や証明問題。30代半ばから40代は高校の「三
角関数」など、50代以降は「微分積分」が壁。

なるほど私にも確かに覚えがある・・その通り！・・はて？どの通り？

う〜ん。時間さえあれば様々な講演を聴いてみたいものだけれど。
今のところ、ブックオフの古本で我慢するとしよう！




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鍵を忘れて・・。

ストレスで首筋がカチコチに凝りまくっている。
少し気分転換しなければ、眉間の皺が深まりそうだ。

月曜日の今日、「ENISHI」は定休日。
午前中、技師の仕事終了後、家に直行して衣替えしよう。と、
思い立ったのに・・家の鍵を持って家を出なかった・・忘れた↓↓。

久々に忘れた。せっかくの定休日に・・と、悔まれたが後の祭り。
夫と息子にメールを送って早く帰って来てくれるよう頼んでみた。
すると「フジテレビまで来れば、鍵を貸すよ。」との返事が夫から来た。

はて？フジテレビ？どこだっけ？
あれっ？お台場だったかな？・・そう言えば、夫がお台場から富士山が
見えると言っていたのを思い出した。

しかし、今日は、あいにくの曇り空。レインボーブリッジの向こう側に
富士山が夕焼けに染まる姿を一瞬、イメージしてみたが見える筈が無い。
そうは思いながらも自分の職場から新橋経由で「ゆりかもめ」に乗り、
お台場海浜公園駅で降りた。午後２時。

夫から鍵を受け取って公園を１時間位、散歩したが、やはり景色は冴えず
余計にストレスが溜まった。アクアシティお台場に行ってみたものの、平日
で活気が無く寂しい。午後4時。

晴れていたら夜景を観て帰っただろうが、興味を失って帰路に着いた。
新橋で１点。渋谷で１点。横浜で3点。

計5点。何か？と言うと衝動買いの数。
溜まったストレスを買い物をする事で晴らした。
少しは首の凝りが軽くなった様な気がした。ささやかな気分転換。




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原点に戻ろう！

日、月、この２日間、左肩甲骨周辺の筋肉痛と腰痛が酷い。
今朝は、ホトホト仕事に出掛けるのが嫌な位に体が重かった。

先週は、ほぼ毎日終電ぎりぎり。
気力は有るけど体力は限界。先、月曜日は御岳山に行き、リフレッシュ
できたのだが、1500個のドーナツ作りは体に堪えた。

午前中の技師の仕事は、全神経を集中しなければミスを多発し、取り返し
の利かない事になる。体が重いなんて言っては居られない。この仕事もズ
ッと立ち仕事。自宅を出て帰宅するまで約14時間は立ったままで、この状
態が3,4日続けば当然ながら限界を過ぎる。

やっと仕事を終え、自宅に帰るなり爆睡した。

「ENISHI」が休みの今日は夕食を作る日で、気合いを入れて起きたが、体
が重い。やっと、出来た夕食は非常に美味で、家族に暖かい物を食べさせ
られて自己満足に浸った。

非常にバランスの悪い日々が半年以上も続いている今、何とか方法を考え
なければ体を壊しかねない。非常事態！私を含め、数少ない従業者達。
スマートな流れに仕事の流れを整備しなければ、無駄な動きが多く疲れだ
けが残る。

「ENISHI」立ちあげから半年が過ぎた今、そろそろ整備すべき時期だ。
目の前の仕事に振り回されるのは考えものだ。品質が良く、衛生にも気を
使った商品は、そんなに大量にはできない。手作りなのだから。

もう一度、原点に戻り、何をどう整備すべきか考えてみよう！




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暗い御岳山

午後４時・・こんな時間になってしまって・・後悔。
暑い程の陽射しも、段々肌寒くなり・・薄暗い。

舗装された遊歩道をグングン登って行く私に反して、ドンドン
降りて来る登山者達の服装はカラフルで御洒落。
3連休の終日にやっと晴れたとあって、御岳山ケーブル下から登山者
が、バス、車、徒歩で下って来ては、すれ違う。予想通り。

去年から今年は御岳山に登る予定にしていたのに、期を逸しているうち
に世間は、すっかり登山ブーム。
仕方ないので時間を大幅にずらして登る事にしたのだが、御岳渓谷を、
ゆっくり散策し過ぎて、とんでもなく遅くなってしまった。

しかし、ケーブル下まで40分の山道を登ると午後５時半のケーブルに間
に合った。誰も居ないか？と思っていると10名弱の登山客がいた。御岳
山は展望台からの夜景が綺麗だという事も知られている。
ケーブルの傾斜は関東随一で25度前後。登ると、すっかり辺りは暗く、噂
通りに、見降ろした山間には、幻想的な光の海が埋めつくされ、美しかった。

武蔵御嶽神社に行こうと必死に歩いてみたものの、帰りの最終ケーブルに間に
合いそうにも無く、泣き泣き手前で引き返した。
当然の事ながら、前後に人が居ないというのも心細い事だった。
しかし、神社までは所々ライトアップされ真っ直ぐに延びた杉の木は圧巻。
それに渓谷を流れる水の音、野鳥、秋虫の音色と三日月が加わって。。。
紅葉は、まだまだで11月中旬になりそうだ。

もうすっかり癒され、下山して御岳山に戻ってきたのが午後７時半。
久しぶりに登山靴で歩いた。先週は屋内ロッククライミングも初体験し、益々
屋内外に遊び歩きたい欲求が増す一方だ。

御岳駅のホームに立っているとヒュルルーと奇妙な声？がして、その場にいた
女性達がエッと不思議がっていると、一人の男性が教えてくれた。
あれは、鹿の泣き声だ、と。・・しかも求愛の泣き声。へ〜っ！！






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