2009年07月17日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

富士山と御来光

7月12日(日)AM.4:40 御来光〜〜〜。
富士頂上を目前に人、人、人、進めな〜ィ。進みた〜ィ。
もうすぐ陽が昇る・・もうダメ・・と思った瞬間・・「体力の余って
いる人は道を外れ、岩を駆け登って頂上で待っていて下さい。」
・・ガイドの言葉が響くや否や、一気に岩を駆け登った。

御来光館辺りから薄っすらと雲間が色付き始め、ついに頂上でピッタリ
御来光。もう感動でジワ〜っ。下界はすっかり晴れ渡り、河口湖、山中湖
がハッキリ、クッキリ。雄大な景色にウットリ。

視界を遮るものは何も無く、ただただ広がる陽の光。辺りはシ〜ンと静か。
薄暗い空と薄く見える山々・・一瞬の出来事。

頂上は寒かった。頂上から下を見下ろすとヘッドランプで登山道が光の道
となりギッシリと人で埋め尽くされている。霧もなく絶好の天気で圧巻。
本当に幸運が幾つも重なった。

今年は残雪が例年より遅くまで有り、山小屋の人達が除雪して1日に山開き
を迎えたと言う。しかも登頂は許されず、8合目止まり。そして悪天候の日々。
ところが11日から12日にかけて今年初の登頂と下山道が解除となった。

はとバスのガイドさんは「富士山の天気は変わり易く、登って降りるまで必ず
雨は一度は降ります。」と確信を持って言い放っていた・・にも関わらず、一度
も雨は降らなかった。しかも頂上も下界も霧が晴れ、素晴らしい景観だった。

あくる日の13日、朝仕事に出勤する道中、筋肉痛も疲れも何も感じない自分が、
何となく変に感じ、気が抜ける思いだった。こんなもんかな〜?
富士登山って思いのほか楽?気圧の問題だけ?そんな事を考えていると、その日
の夜13日pm.8:05頃、落石事故が起きたというニュースが流れた。

富士山新5合目駐車場に駐車していたキャンピングカーを落石が直撃し、車内にいた
男性が死亡。落下したのは直径約1メートルの岩で、高さ約3メートルの石積みの上
に設けてある鉄製フェンスを突き破った。男性の車はフェンスの真下に駐車しており、
岩が天井を貫通したうえ、約10メートル転がって止まった・・というニュースだった。

何と運の悪い人なんだろうかとお気の毒に思い、それと同時にヒヤッとした。
一日違い。落石事故の前と後では気持ちの上で大きな違いが有っただろうと思う。
もしかしたら、富士登山は断念していたかもしれない。

締切ギリギリでねじ込んだバスツアーの参加にも関わらず、バスの座席は一番前。
しかも席を独り占め。満員でキャンセルが出た為のラッキー席だった事が後で分かった。

今回の富士登山は他の2000m近辺の登山と違い、一歩一歩が歩幅が狭く、登るのに時間
を通常の倍の時間をかけている。高山病予防の為である。
あまりのユックリさ加減に最初は戸惑った。しかし一歩一歩確実に踏み締める足元の確かさ
に人生を感じる思いがした。偶々巡り合ったバスツアーの仲間達・・残念ながらリタイア
した人達、ゲーゲー吐きながら登頂した人、ヒーヒー言いながら路肩にへばり付きながら登
った若い学生の人達、以外とタフな熟年・・励まし合いながら登った。

人生は、一人で歩くものでは無い。
急がなくてもいい。一歩一歩ゆっくり、周りを見る余裕が必要。
励まし合いながら、自分の為に、今できる事を、今やりたい事を、できる事と出来ない事を
自分で見極めながら歩けばいい。そんな事が実感できた登山だった。


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2009年07月10日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

ナイト登山

わ〜い!明日11日(土)富士登山に行って来ま〜す。
なんと今、予約が取れました。ぎりぎりセーフの滑り込み。
初登山です。まさかこの歳で行くなんて思いませんでした。

今週は月曜日から行くか行かまいか、つい先程まで迷っていました。
天候の良し悪しと一人登山にするか?ツアー参加にするか?で悩み、結果的
に、はとバスツアーにしました。高山病の経験が無いので慎重に集団行動で
我慢する事にしたのです。
なんとメールで申し込んだ直後に締切となり、慌てて申込確認の電話を入
れたら「申込されていない」と、言われ慌てました。

でもメールが先方に遅れて届いたという事でOK!どちらかと言うと、ねじ
込んだという感覚です。電話で注意事項を聞き、カードで決済終了。
気分が浮足立っています。ウキウキし過ぎて今日眠れるでしょうか?

取りあえず必需品の用意は昨日して置きました。来週でもいいと思って。
しかし来週は日曜日にTAの講座が有るので、気になっていました。
本当に良かったです。20日過ぎになると富士山は登山者で超満員になるという
事も有り、ラッキーでした。

ナイト登山です。明日AM7:40に新宿西口を出発しバスで富士山5合目まで行き、
徒歩4時間で8合目まで登山します。カレーを食べた後、山小屋で仮眠。
・・きゃ〜・・寝袋で寝るのも初体験です〜・・。約6時間後の24時に頂上目指
して出発です。もう頭の中はご来光と雲、星、月で勝手に想像の世界。ウットリ
状態です。真っ暗闇の中、星がキラリ〜なんて考えただけでもワクワク。
晴れる事しか頭に浮かびません。

しかし現実は厳しそうです。
登った経験者2名の友人(女性)に話を聞いてみました。
一人は9合目で高山病になり、リタイア。もう一人の友人は20代の学生の時に登っ
たにも関わらず、ただただ苦しく、大学の単位取得の為に無理に高山病
にかかりながら登った為、周りの景色は何も覚えていないとの事。
二度と登りたくないと言うのが、二人の共通意見でした。
少しビビってしまいましたが、高山病にかかったら下山する事にし深く考えない
事にしました。下山も大変そうです。

下山後は温泉に入り、さっぱりとした状態でバスに乗り、おそらく熟睡しながら
17時、東京駅着の予定です。月曜日に筋肉痛になっていそうですね。
高山病にならないで登頂できるのを願いながら今日は早く寝る事にします。

では次回のブログで登頂報告します!


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2009年07月03日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

朝令暮改

「朝令暮改」・・何と読む?何の意味?・・と問う私。
「ちょうれいぼかい」・・朝出された命令が夕方には改められる意・・と、かなりん曰く。
「へ〜っ!知ってた?nekoちゃん?」・・と問う私。
「知っていました。」・・と答えるnekoちゃん。

ガ〜ン。とショック!何と、この私は知らなかった。
ビックリしている私の横で、かなりんがボソリと一言。
「中学受験に良く出る四文字熟語だよ。ひろみんて、よく、それで大学受かったよね!」
・・あ、そうか・・理系だから国語はいらないか・・と、かなりんのフォローで会話終了。

この会話は先週、CSNでの雑談において交わされた。
何か以前にも似た様な言葉を誰かに言われたようなぁ〜?。
そうそう、それは男Nの言葉だったようなぁ〜・・「ひろみんて文学小説には興味示
さないよね!」

先週末、風邪で体調を崩し、2、3日家でおとなしく寝ていた。
すると小さい頃の自分の記憶が甦ってきた。
私は小学低学年の頃、国語の時間に朗読させられるのが大嫌いだった。
今思えば、当たり前の事だったのだが・・私の育った家庭では反論の自由がなかった。
その結果、無力感と生き辛さで、無口になって行った。
そして、本の内容は理解しても、音読が苦手で赤面症(恥の一次不適応感情)に移行し
ていった・・親の(我欲)の重圧に耐えかねた。今でも音読は苦手!!!

その頃の母親は、ボーダーもどき?で気性が激しく音読の苦手な私を責め立てた。
毎朝、小学校登校前に音読の練習をさせられ、益々国語嫌いに拍車がかかった。
そして、中学入学当時から始まった反抗期から国語、社会を完全に勉強科目から外した。

当然、優等生から外れた。
でも国語と社会を勉強しない事は母親への些細な抵抗と成り、自己に引きこもる事で自我
を守った。高校時代は理系とは言え、文系の科目は最低限の点数は確保しなければならな
かった。スレスレに確保した。本当に馬鹿だった。勉強すれば良かった。
でも、そんな自分が少し誇らくも有った。

う〜ん。確かに四文字熟語は殆ど知らない。文学小説にも殆ど興味を示さなかった。
嫌、示したく無かった。かなりんのブログを読むと時々興味をそそられる。
へ〜。そういう視点で小説家や劇作家は本を書いたり読んだりしているのか〜!
深い洞察力のなせる技・・だが、まだ読みたくない自分がいる。

読む事で母親と自分の間に横たわるドロドロとした感情を直視したくない自分がいる。
100か0かの思考パターンは母親譲り。嫌だと思っているのに取り込んでしまった。
母親に似たボーダーもどきの人と接すると緊張が走る。無意識に身体が拒否する。
感情、思考より先に察知する。精巧なチェックマシーン。

理知的で傲慢、権力を笠に着そうな人、葛藤の激しそうな人・・相手に対する自分の投影・・
そんな人を前にすると、底知れぬ恐怖(一次不適応感情)と抑圧の感情(二次感情)で私の中
の子供は身動きできなくなる。

でも少しずつ「とらわれ」の感情を解きほぐし始めている。
もう少し、もう少しだ、と言いながら解放される日を願っている。

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2009年06月26日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

衝動買い

今日CSNに私用で行った帰り、恵比寿から学芸大学まで散歩
した。駒沢通りをブラブラと気ままに歩いていたらペルシャ織
の素敵なタペストリーが目に留まった。

いつもなら、高価なペルシャ織の絨毯やタペストリーなど目も
くれないのだが、今日はやけに気になった。ウィンドー越しに
に見えるコバルトブルー、プルシャンブルー、ウルトラマリン、
インディゴブルー・・。

とても魅かれる色合いと独特な模様にウットリ。
店内からオーナーの外人男性が出て来て色々と説明してくれた。
元来なら説明拒否で一目散に逃げ帰る自分が、今日は不思議と
じっくりと聴き入ってしまった。

数十万?とんでもない!数百万!数千万!目が飛び出そう。
手織に加えてシルク、おまけに高価な顔料とあれば・・成程。
ペルシャ織独自の模様の由来まで聞き、何だか気分がほろ酔い
気分にも似た心地よさに変わり、夢見心地。

過去に数回、衝動買いで大失敗をした経験を持っている。
欲しいと思ったら即決で買ってしまう。不思議に安いものは
悩む癖に高価なものは悩む事も無い。

最近の不景気が手伝って家計も火の車に近い状態に在る。
そして時々、脳裏をかすめる思いは・・ア〜ア〜・・独身時代
の数々の無駄使いは何だったんだろうか?何の役にも立たない
ものばかり、総額数百万・・あのお金が有れば・・な〜んて事
を考えてしまう。

そして今、目の前の素敵で欲しくてたまらないタペストリーを
前にして悩みまくった。勿論、数十万なんて無理。せめて数万円
のものならと品定めして、いざ財布を見て愕然。
今日はキャッシュカードもなければ現金さえも無い。
小銭入れしか無かった。仕方無く数千円の型で染色したタペストリー
で我慢する事にした。

それでもオーナーは「次回には大きな買い物をしてね!」と片言の
日本語で話しながら、頼みもしないのに「いいの、いいの。気にし
ないの。」とニコニコしながら値引きしてくれた。オヨヨ〜。

今週は友人の悩み事相談で自分の時間は殆ど友人の為に消費した。
その結果、自分に身体症状が出た。腰が日に日に痛く今朝は最悪だった。
体は本当に正直だ。友人をかなりんにカウンセリングして貰った。
お陰で私の腰の痛みも和らいだ。そして、その帰りにタペストリーに魅
せられた。

気がついてしまった。衝動買いの訳を!
欲求不満の解消だった。ほろ酔い気分は癒されたい気分の代償。
友人の悩みに付き合いながら自分の自我の傷つき具合も見る事になった。

今週は森田療法について本をじっくり見なおそうと思っていたが出来な
かった。かなりんのコメントを読み、確かにそうだろうとは思う。
しかし自分の中でシックリと来ない。論理的に説明できないもどかしさ
が残る。この問題は自分の中で暫く保留にして置きたい。

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2009年06月19日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

「?????」

昨夜から?マークが脳裏から消え去らない。
脳内メーカーのイメージで?????が渦巻く。
事の始まりは昨日、CSNでの論議に遡る。
「認知の歪み」の話から始まった。
森田療法は認知行動療法とは全く違う・・という言葉に
自分の中で「?」マークが出て止まらない。

随分前に森田療法の本を何冊か読んだ事が有る。
私の中での森田療法は既に「認知行動療法」の一種だという
捉え方になっていた。
そのように考えるようになった理由は幾つか有るが特に直結した
のは作業療法の中に日記が取りいれられているという事だった。
クライエントが日記を付ける事で「認知の歪み」に気づき行動を
変えていくという試みがなされている事が印象に残っていた。

森田療法は別名、家庭療法、不問療法、「あるがまま」療法、練成
療法と呼ばれている。神経症(不安症)は病気ではなく、悪い生活習
慣病が身についた悪い癖だと考えていたようだ。

人間は皆「生の欲望」を多かれ少なかれ持っていて神経症になりや
すい人は「生の欲望」が健康人以上に増加していると森田先生は仮
底した。一般に神経症は出世型の性格の持ち主だと言われる。

物事によく気がつき、完全欲が強い。負けず嫌い、細心、取り越し
苦労が強い。病的になると劣等感の塊のように見えるが、裏を返せ
ば己惚れが強く、優越感も強い。
この精神的エネルギーを建設的に使えば、失敗も少なく立派な仕事
を成し遂げ、結果的に出世する人が多い。
しかし自分の性格や心身の変化に拘りだしたら大変になる。

森田先生は神経症の人達はもともと正常な変化を病気と考え、治そう
と懸命になるのだと考えた。神経症が治ったというのは、正常な変化
を正常だと自覚する事だとしている。
森田療法はそれ(認知の歪み)を体験的に理解させる操作だとされる。

上記のような操作は広い意味で認知行動療法と言えるのではなかろう
か?と私は疑問に思っている。
森田療法に関しては、自分が神経症(不安症)を持っているという事
も有り、共感できるところが多い。

「あるがまま」この言葉も脳裏に残る。
仏教では十界論という言葉がある。人間の感情は縁に触れて醜いもの
から崇高な命まで変化するという事だと思う。自分の心の中にドロドロ
とした欲望は誰しも持っていて捨て難いものだ。無きものにしたくても
ヒョッコリ顔を出す。禅で言われる「無」の境地とは如何なるものか?
ここまで考えると???で脳が埋まって思考停止状態。

内容が深すぎて今日中に???は消せそうに無い。
ここらでストップ。それこそ認知の歪みがさらに認知の歪みを増幅しそうだ!
森田療法を東洋的認知行動療法と言ったり、私の様に疑問に思っている人も
いるようだという事だけ付け加えて置きたい。

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2009年06月12日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

明確な目的

目を覚ますとキラキラと明るい朝の日差し。
久々の天気に気持ちも軽やかで、爽やかな一日を過ごした。
下田に紫陽花を見に行きたい、という思いに駆られながら思い留ま
っている。

スーパーでスイカかメロンを買いたいな〜。と思いながら帰宅したら
長崎の友人からメロンが届いた。グッドタイミング!
友人は壱岐で、採れたメロンを毎年送ってくれ、とても美味で嬉しい。

壱岐に住んでいるその友人Tは技師の学生時代からの友人で、静岡の
友人Aと私の3人で共同生活を1年間、大阪で経験した事がある。

静岡の友人Aは徳島県出身で、どちらかと言うと気難しく真面目で、
コツコツタイプの自他否定型。壱岐の友人Tは自由奔放で言いたい事
はバシッと言う親分肌の自他肯定型。
当時の私は少しと言うか大分ボ〜ッとしたお人好しで二人の間に立ち、
右往左往していたのを昨日の様に思い出す。

あれから数十年、色々な友人と出来事に巡り合い、それなりの人格が形
成された。友人Aは住所不明で連絡が取れず、時々懐かしい思いが残る。
友人Tとは毎年近況報告しては励まし合って来た。
遠く離れ、声しか聴く事がないにしても、若かりし時に共に過ごした1
年間の関わりは貴重で掛け替えが無い。

共に貧しく同じ目的に向かって走った。
ハッキリとした明確な目的がある時は迷う事も無く走るだけだった。
将来の不安も感じず、お金が無い事も不安では無く、何の不安も感じな
かった。

いつの頃からか目的を見失った。ふと空白の時間が有れば不安は隣に在る。
何故だろうか?守りの壁だろうか?空白なのが不安。走らず歩く不安。
不安の裏には恐怖?何が恐怖なのだろうか?分かって居る様な、きずいて
いるような・・。

この不安は何となくボ〜ッとした不安で、何となく物足りなさから来る
不安な感じがする。神経症的な不安とは違っている。
自分の中に明確な目的を創りたがっている自分がいる。

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2009年06月05日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

せっかち

サラダを皿に盛ろうとして戸棚から皿を出した。つかさずレタスを掴もうとして、
ハッとして手を引っ込めた。アブナイ。アブナイ。
無意識に手を伸ばしたのは、フライパンのミートソースの中。
相変わらず、そそっかしい。私のよく有る行動パターンだ。

今日、たまたま職場で、技師は“せっかち”だ、という話しが出た。
職業病かも?という話しまで飛び出した。
今は生理検査担当で人との接触が多く、検体検査に比較すると時間に余裕が有る。
その分、気楽だと言えるが、喋りっぱなしで喉が枯れたり、口が勝手に喋ったり
で、時々苦笑してしまう。

検体検査担当時は秒刻みでの仕事で神経が張り詰める毎日だった。
精確かつ迅速に・・よく言われる言葉だ。
多量の検体を処理して行く上で重要な事は検体の取り違え、試薬の入れ間違い、
データーの記載ミスをしない事等が挙げられる。

次から次と仕事の流れを止めないように検査しなければ反応時間オーバーで、検査
のやり直しになってしまう。そうなれば試薬の無駄と時間の無駄が生じる事になる。
それを回避するのに非常な集中力を要し、必然的に時間に追われる日々が続く。
そして“せっかち”という人格形成へと発展するという訳だ。

だが私の場合は技師になる前から“せっかち”だった。
緊張すると口調も異常に早くなる。今だに、その癖が抜けない。
行動が思考より先行しやすく、直観で行動してしまう事も度々ある。
その結果、慎重性に欠け、そそっかしく恥をかいたりする。

日常生活でそそかっしくて失敗する事が多いとすれば、仕事は大丈夫なのか?
と言われそうだが、そこは大丈夫なのだ!
自分の失敗しそうな所は二重にも三重にもチェックする慎重性を持っている。
また技師間で二重チェック機能を働かせたり制度管理を必ずする。
技師年数が上がってくると患者の全データーを何気に見ていてもデーターの異変
に気が付き易くなる。その結果、検査データーを再検討して自信を持って結果を出す。
前述の理由から仕事は、ほぼ慎重で順調にこなして来たと言える。

最近、自分の“せっかち”を治そうと心掛けているのに、ついつい“せっかち”な
行動パターンを繰り返している。習性とは怖いものだ。急がなくてもいい場面でも
勝手に体が急ぐ。
今日も職場で余計な仕事を短時間で処理し過ぎて、後悔してしまった。
ヤバい、又仕事を増やしそうだ↓↓
ゆっくり、ゆっくりと思って行動する位が丁度いい具合なのだと自分に言い聞かせて
いるのに・・すぐ忘れる。

もう一つ、今心掛けている事がある。
それは、「・・・するまでは」の行動を止めようと思っている。
その場その時に応じて、行動を切り替えるよう心掛けている。
これは今のところ成功している。
“せっかち”な行動を“せっかち”に変えようとする所が問題だよね。タラ〜。

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