2013年08月01日


405 <七色仮面の告白日記>

きざみネギ

コンビニエンスストア業界の売上が好調だ。
PB、プライベートブランドの展開や各社独自のサービスにより、
利用者が増加しているためだ。

私は、よくセブンイレブンを利用している。
PB商品のラインアップが充実しており、
食品系の風味は業界ではトップクラスだと感じているからだ。
ありそうでない商品を低価格で展開し提供販売するのが、
その売りではないだろうか。

最近のお気に入りは「きざみネギ」。
きざんだネギが袋に入っているだけなのだが、
ネギの白い部分を白ネギ、青い部分を青ネギとして、
それぞれ別に商品としているところが魅力だ。

きざみネギは意外に使用頻度が高く、パッと使いたいときが多い。
スーパーで買ってきたネギを刻んで保管しておけばよいのだが、
保管しておくと変色しがちで、タッパーに入れておくと匂い移りしやすい。
かといって、使うたびにに刻むのも手間だ。
そんな微妙なところを突いたのが、このきざみネギだ。

今まで麺類や味噌汁、冷奴等にネギを使うことはなく、
物足りないなと感じていたけど、
この商品を知ってからは、存分にネギを足して食事が楽しめるようになった。

しかし現時点でこのきざみネギを扱っている店舗は少なく、
あっても時間帯によっては売切れていることが多々ある。
それだけ需要があるのだろう。

今まであってもよさそうだったこの商品だが、
この盲点を探り出したのには驚きだ。

新商品の開発や物事の発想というのは、
灯台もと暗しで見回せば気づいていないところにアプローチするのも、
そのひとつなのかもしれない。
経済効果で売上が少しずつ転調しているが、
売上を堅調にさせていくためにはそういった着眼点は非常に大切で、
いかにファンをふやすかというところが狙い目だろう。

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2013年07月25日


405 <七色仮面の告白日記>

キッチンカーペット

キッチンに敷いていたマット代わりのカーペットを取り替えた。

それまではダークグレーの重い色で、
よごれは目立ちにくいが雰囲気はどうしても暗くなる。
そこで今回は明るめのベージュにした。

敷いたその日から食べ物の欠片や洋服の糸くずが付いて、
よごれは目立つが雰囲気は明るくなる。
明るいからこそ見えないものが見え始めてくるというのは、
その現象のとおりだと思った。

あまりに汚れがひどすぎて掃除するのが面倒になったり、
よごれの染み抜きが大変だったりと色々ある。
嫌なら捨ててしまうというのもひとつ手だが、
そこで汚したくないから以前の暗い色を買えば元も子もない。

自身を内省していく作業も、
似たようなことが言えるのではないだろうか。
明るくといってもつねに活発にしようという意味ではなく、
明かりを照らしていくということ。

ようやく私も自分なりのやり方が見えてきたのだろうか。
漫然となりがちな私ではありますが。。

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2013年07月18日


405 <七色仮面の告白日記>

ツバメの巣

うだるような暑さの中、
いつものクリニックへ向かう途中で、
ツバメの巣を見つけた。

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とても懐かしい気分になりしばし足を止めたのですが、
巣にはヒナも親鳥も居る気配がなかった。

ツバメの生態を調べてみると、
梅雨の季節は巣作りにあたり、その後産卵、孵化を経て、
ちょうど今頃はヒナ達が巣立っていく時期だそうです。

小ぢんまりとした巣で数羽のヒナがカラダを寄せ合い、
親鳥が餌を運んでくるのを心待ちにし、
親鳥が戻ってくると一斉に口をあけて餌をねだる姿はとても愛らしく、
一目見れたらなと思いました。

でも数ヶ月前からこの巣はあったはずだから、
私はそこにツバメの巣があることに気づかずに、
クリニックへ通っていたということになる。
私の視野が狭かったのだ。

ツバメの生態は何年何度も繰り返していたはずなのに、
たまたま今年はそれに気づいた。
それだけ気に留めるゆとりが欠けていたのかもしれない。

こうしてツバメが巣立った後の巣を眺めると、
今まで視野が狭いゆえに見過ごしてきたこと、
気づかなかったことがあっただろうと、私に諭しているようだ。

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2013年07月11日


405 <七色仮面の告白日記>

しっかりしろ!

今週に入り、急に暑くなってきた。

暑さにかまけて頭が冴えないなぁと思いつつ、
昨年の自身のブログを読んだ。
ちょうど、就労移行支援事業所へ通いはじめてから4ヶ月目の頃だ。

そういや、暑さと戦いながら通所を続けていたっけ。
訓練科目がグループ学習となり、
課題は事業所のホームページ運営の基盤づくりという、
とてもヘビーだったなと記憶している。

毎日ミーティングと作業の繰り返しで、
ブログにもその当時の心情を吐露しているが、
その甲斐あって課題のテーマは高い評価を得ることができた。

それから事業所を退所、就職、転居、転勤話、退職と
この一年で非常に盛りだくさんの経験をした。
葛藤もした。くやしい思いもした。
我ながらよくやってきた。

そこから何かを生み出すのは経験による自信だけでなく、
裏打ちする土台つくりがより必要となってきた。
そしていつか、私は私のオンステージに躍り出るのだ。
しっかりしろよなぁ、私!

そんな抽象的なことを考えながら、これもまた私のようだ。

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2013年07月04日


405 <七色仮面の告白日記>

当たり前、慣れ

7月1日から5日間、いつも利用している近所のスーパーが、
改装工事のため休業している。

惣菜やお菓子はコンビニより割安で、
比較的自炊を好む私にとって、このスーパーの存在は大きい。
そのため休業前に買いだめをしたものの、
日常的に営業していないとそれなりに不便さを感じている。

こう書いていると、3.11直後のスーパーの様子を思い出す。
地震の影響があった地域の物流は途絶えがちで、
スーパーは営業をしていたものの品薄状態が続いていた。

それまでは欲しいもの、食べたいものが当たり前のように買えたのに、
何らかの事情で物流の流れが狂うと、手に入らないことがある。
あのときほど、当たり前なんて脆く崩れやすいものだと強く思っていた。

しかし一週間程度で次第に商品が並べはじめ、
気づいたころには以前のスーパーの様子に戻っていた。
これは凄いことなのかもしれない。

日本の国力というのは回復、復旧力においてはずばぬけている。
戦後の復興が象徴するように、
破壊された国土や経済を戻すためにがむしゃらに動き、
短期間で諸外国が見張る成長を遂げた。

何かを計画的に行い、それを黙々とこなし、そして成し遂げる。
「努力をすれば報われる」を体現したような歴史において、
この大きな準拠枠は本当に信じてよいのか。

例えば物流を一週間で回復させた力は賞賛できるが、
一度その力と恩恵を知ってしまうと、
次に同じようことが起きると当然一週間で復旧するだろうと考える。
もしそれがかなわないと、クレームや駄目だという烙印を押し、
もっと努力をということになる。

その努力は労働力にゆだねるしかないが、
物流やスーパーといった小売業界では統廃合が続き、
生き残りをかける中で日々努力を続けている。
しかし、努力には成し遂げられることとそうでないことがある。
物流の壊滅や経済混乱がひとたび起きれば、
今までの企業努力だけではどうしようもない事態になり、
当たり前の日々が消える日こともある。

スーパーがいつも開いていると思ったら大間違いで、
いつどうなるかはそれこそ未知なのだ。

たかだがスーパーが5日休業しただけで不便と感じるこのありさまは、
私が当たり前に慣れすぎてしまっているのかもしれません。

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2013年06月27日


405 <七色仮面の告白日記>

世界遺産とサクラ

世界遺産に登録された富士山。

世間では随分と盛り上がっているようですが、
裏ではこのような事件が起きました。

山梨県忍野村。
山中湖に程近いこの村は忍野八海で有名ですが、
春には富士の湧き水によって育まれたソメイヨシノがずらっと咲き、
富士山が美しく見えるポイントとしても人気があります。

ですが世界遺産登録以降、
富士山の写真撮影に邪魔なサクラの木を、
何者かが切るといった被害が多発しているのです。

同様な事件が、長野県北佐久郡でもありました。
浅間山が望める鉄道の沿線で、
サクラの木が無断で伐採されて問題となったのです。

どちらも犯人は見つかっていません。
おそらく心無い写真愛好家が自身の撮影のために、
サクラを伐採したのではないかと囁かれています。

これはサクラだから騒ぎになる側面があります。

大方の日本人は、サクラに情緒的な気持ちを抱きます。
もちろん誰もが好きだとは限りませんが、
これがサクラでなかったらこのような騒ぎになるのでしょうか。

私はある条件が整わないと、騒ぎにならないと思います。
その条件とは、大多数が共通して讃えるシンボリックです。

サクラのシンボリックとは、
江戸時代には春を告げる証しだと言われ、
近代から戦時中はその散る行くさまから精神論に結び付けられています。
ただ美しいだけでなく様々なシーンで日本の文化に根付き、
それが脈々と受け継がれているところにサクラのシンボリックな要素がある。
つまり、サクラは日本人の精神を代表するものだと言えるということです。

もしそうであると仮定するなら、
サクラを切られるということは、こころを切られたような錯覚に陥るところに、
サクラの伐採騒動が問題視されるのでしょう。

もしサクラではなく、けやきだったらどうでしょう。
特にシンボリックでない植物がへし折られても、
見向きもしない人が多くいるのも事実です。
これも日本人の素養を現しているようにも思います。
でもある人によっては、名もなき植物にシンボリックを見出す人もいるのです。

富士山のみならず全世界で上がっている世界遺産を、
いったいどれだけの人がそのことを知り、見ることができるのでしょうか。
わずかな人々の中で評価を競わせ名を上げても、
単に観光資源の徴収にしかすぎないように思います。
観光資源のために世界遺産という評価に浮かれ、
かえって自然を荒らすことのほうが貧しいと思いませんか。
名もなき植物にこころを寄せてみるのも、ひとつの遺産です。

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2013年06月20日


405 <七色仮面の告白日記>

カオスティック

私らしく生きたい。
じゃあ、私らしくってなんだろう。

私のやりたい仕事をして、私の好きな食事をして、
私の住みたいところに住んで、
私の好きな人がいて、私の好きな服を着る。

でもそれは、私なんだろうか。
ここに列挙したのは私を通した価値であり、
それが私らしく生きるとは、ちょっと違う。
なぜなら、私の中で好き嫌いを述べてるだけで、
私という姿を表現しているものとは違うと考えるから。

私という姿は、どう表現していけばいいのか。
まずは、私を主張していくことなのだろう。
私はこんな考えを持ち、こんな人間で、こんなことが好きで。

おや、好き嫌いは私の姿を表現しているものとは違うと、
言ったばかりじゃないか。
早速、私の中に矛盾が生じる。

じゃあ、私の姿は創造していくことなんだろうか。
創造するということは、
私の主張や気持ちを表現していけば私らしさに近づくのか。
じゃあ、それをただ表現していればいいのか。

表現するには、やはり他者や社会との関わりが必要となる。
だって、私一人にそれを表現したところで、私らしさは証明できるのか。
私らしさは、他者や社会でしか見出すものなのか。。

混沌とした気持ちが、霧雨のようにボンヤリしています。
そこで立ち止まるのもいいし、歩んでいくのもいい。
どちらを選ぶにせよ、日々選択し動いていくことだ。

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