2008年12月25日


405 <七色仮面の告白日記>

その人は反面鏡

投影を前提で捉えれば、
その人の存在は近く感じ、

転移を承知でその人のブログを読めば、
痛いほど突き刺さる気持ちに同調する。


自分はその人との面識が全くない。

なのに、
あたかも親密な関係だったように。

にも関わらずその人に感じる何かは、
その人の気持ちを自分の尺度で計り、
その人が感じた推測は自分の価値観。

価値観というと硬い感じがするけど、
そんな言葉の枠のイメージ。


その人の生き方、価値観はその人の成せることで、
それを今の自分の生き方に照らす意味は全くなく、

自分がその人の生き方を引き付けてしまう心性に、
自分の心の問題が浮上したとすえてみるのが妥当。


その妥当性は当たり前といえば当たり前なことだけど、
でも当たり前なこととしてそれを収まらせない何かは、
その人によって自分の感情がうごめいただけ。



昨日までその人を強く気に留めてもいないに、
どうして自分がこんなに揺さ振られてしまい、
なぜゆえにその人の存在に同一視してしまい、

そして涙が出てきたのか。


その人価値観はその人が、
世間の価値観は世間様が、
自分の価値観は自分のみ、
そうあることのだけなのに。


ましてや面識のないその人へ、
自分が勝手な投影をするほどの空想をしてしまう傾向は、

それを強く捕まえていないと、
自分は面識のないその人や世間の偶像に、
自ずと飛び込んでしまう。

ただその人の生き方、表現自体に惹かれたことは間違いなく、
結果どんな要因があったとしても、
その人がどんな思いでいたかを推しはかり、
自分はその人の上に悲しみや怒りを捉えた。



その人の名は、飯島愛。




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2008年12月18日


405 <七色仮面の告白日記>

自営に思うエトセトラ

家の近所には商店街のほか、
個人商店も多く点在しています。

その中で、商店街から外れた一軒のクリーニング店。

店構えは築何十年であろう木造平屋で、
入口はカラカラ鳴る引き戸。
店頭のガラスには、
知る人ぞ知る色褪せした「クリちゃんマーク」が貼られ、
建物の脇には蒸気を逃す煙突があり、
古めかしい印象を受ける。

自分は駅からの道すがらに数あるクリーニング店でも、
ここのお店を利用しています。

このお店は、スピードと安価を謳いにしている他店とは違い、
預けると少なくとも3日はかかるし、料金はやや高め。

それでもこのお店を利用する、
というより預けたくなる。

一番の理由は、仕上がりの良さがある。
服の生地がどうのとかわからないけど、
クリーニング上がりのパリパリした風合いがなくて、
どんな素材もフワッとしている。

あとは服のリフォームまで請負い、
その技術の高さとクリーニングの仕立てのよさが相まって、
預けて良かったと思える。

そして何より商売だとわかっていても、
元気な挨拶と愛想の良さが、
気持ちを良くしてくれる。

幾多の不況が来ても、
店構えを華美に飾らずとも、
仕立て技術の高さが地元で好む人には好まれ、
営んできたであろう姿なんだろうなと。


一方、不快な店もある。

それは文具店なのだけど、
客が居るにも関わらず、
店主と思しき人は何かと発注が多すぎだの、
ちまちまやらないとやっていけないだのと言い、

時にはあまりの店主の従業員への執拗な言い方に
自分はヒヤヒヤしてしまう。

気分良く品も選べなきゃ、この文具店では買い物はしたことがない。


しかしそうは言っても、
こちらの文具店も長年地元でやってきたのだろう。

見たかぎりではどちらも自営の家族経営だ。

自営の仕事は、
固定昇進給や社会保険などの企業的な保証規模が小さく、
「仕事がある」こと勝負なのだろう。

リスクはたくさんあるのだろうなぁ…

自営で生計を立て、
変動する仕事量に応じて経営をやりくりするというのは、
よほどのタフさが必要だと思う。

そう思うと愛想の悪さは不快だし、
店主の多少の言動に心の問題があっても、
実社会で営む強さをそれはそれですごいなと思いますね。


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2008年12月11日


405 <七色仮面の告白日記>

メリーゴーランド

あ、笑った。

楽しいからなのか、
社交辞令なのか…


げ、ムスっとしてる。

怒っているのか、
沈黙なのか…

必ずしも顔の表情が、
感情に結びついているとは
限らないね。


そう思うことが、
いいか悪いかはわからないなぁ…


知らない先祖の血統から、
「物体」として今の自分は存在しても、
存在している今の自分の気持ちまでも、
血統ではくくれきれない。

とはいっても、
受け継いだ血統や価値なんかは、
今の自分に似たところがあって、
捉え方次第でひとつの固執した認知で収まってしまうから、
今の自分の客観視が必要なんだろうな〜


疑うことを疑って疑え。
裏の裏が表。


あ、笑った。

笑える何かがあるのかな?




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2008年12月04日


405 <七色仮面の告白日記>

一杯のコーヒーから

恋の花が咲いてはいませんが…


次第に寒くなり、
ホットコーヒーがますますおいしく思うこの頃、
地元のコーヒーショップチェーン店で、
コーヒーをいただく。


今まで家でインスタントコーヒーを飲んでいたけど、
なんか物足りない味。

かといって、
コーヒーマシンでコーヒーを作って飲むほど何杯も飲まないし、
意外と面倒だ。

自分はコーヒー豆のこだわりや種別は問わないし、
一日のうちのおいしい一杯を嗜むのであれば、
ショップで飲むのが丁度いい。


まして地元にあるというのも、
繁華街にある同じチェーン店でも雰囲気は異なる感じがある。


地元のショップは住む人の割合が高く、
勤める人等のバランス比をみても、
繁華街にあるようなビジネスっぽさがあまり感じない。

時間により雑然としていたり静かな時もあるけど、
着のみ着のままので普段着でショップで得る体感は、
家で飲むコーヒーとはまた違い、
見知らぬ人がいても心地がよくて、
とても贅沢な感じ。

これは中野に限ったことでなく、
一人暮らしした頃からのこと。

自分には一杯のコーヒーの値段に相殺するほど、
住んでいる地元のショップであえて飲むコーヒーは、
それなりの意味があるのかな。


一日一杯、一ヵ月有効な割安パスがあったらどうかな?

味気なし。。。


自宅で一杯のコーヒーをたててゆっくり楽しめるくらい、
豊かさを持ち合わせたいな。



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2008年11月27日


405 <七色仮面の告白日記>

肩書き神話

先日ある告知で、
民間ビジネススクール開講のCDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
の体験講座があるというので、受けてみました。

体験講座とはいえ、
英会話学校にあるような入学案内営業付きだろうと思ったけど、
まずはどんな講座内容かを知りたかった。


定刻の時間にスクールに着くと案内係が待っていてくれ、
中へ進むとオープンカウンターやスペースがあり、
外資会社にあるようなビジネスライクな感じだった。

「金かけてるなぁ」と思い、スペースでアンケートを記入をしてから案内された教室へ入ると、
すでに講師がスタンバイしていた。

自分の他に4名の体験受講生がいて、
見た感じでは自分と同年代か、その上の方が多かった。


講師は若そうな女性で、
2校の大学でのスクールカウンセラーや、行政でのキャリアカウンセラーを掛け持ちしながら、
このビジネススクールの講師もしているとのこと。


「キャリアアドバイザーとはなんぞや」から始まり、
参加者一様に答えてから「CDAの必要な要素」「カウンセリング力」、
そして軽いワークがあった。

ワークは2人1組でカウンセラーとクライエントに別れて、
価値観が書いてある12枚のカードをクライエントが選び、
カウンセラーがフィードバックするという内容です。

自分は年配の男性と組み、
最初は自分がクライエント役をやり、
12枚の価値観カードからは3枚選び、フィードバックを受けた。

次に、年配の男性がクライエント役をしてカードを選んでもらい、
男性は7枚のカードを選んだのです。


オドロキましたね…


こんなにたくさんの価値観があるなんて、
大変だろうなぁと感じました。

自分からのフィードバックも「たくさんありますね」程度で、
その先はちょっと話を聴きました。


ワークの時間は15分と組まれていて、
そのあとは個別の入学案内営業へ。

営業の方も「CDA」の肩書きがありましたが、
特に得る感じのようなものはなかったかな。


申込むつもりもなく、
帰り道にCSNキャリアサポーター養成基礎講座の講師でもある
高瀬先生の言葉がよぎった。


「カウンセラー関連職の肩書きがあるだけで、話を聴けている人が少ない」と。


ワークがあるとは知らなかったとしても、
自分がなぜこの体験講座を受けようと思ったのか。

これまでの腕試しをしたいとか、
CDAは主催団体による認定資格であるけど、肩書きにとらわれるという面が
自分にもあるんだなということを感じた。



体験講座内のわずかな出来事でしたが、
いい「体験」ができました。



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2008年11月20日


405 <七色仮面の告白日記>

木枯らし405

今の住まいの更新案内が届いた。

もうそんな時期なんだなと思い、
昨日のことすら遠い昔のような2年を振り返った。


2年前、横浜で開催したCSN主催エンカウンターグループに参加した。


今こうして住まいがあり、更新できる環境にあるのは、
賭けでいえば「勝った」になるのだろう。

勝ち取った、法の下での資格でもいいのかもしれないけど、
そんな定義づけはどうでもいい。

環境の安定は、
自分にとって自身に向き合うことが往々にあると思う。

環境の安定を同年代の自分を世間基準にすれば、
定職に就き住まいがあり、場合によっては家族があり経済面でもなんとか生活していける
というところでしょうか。


自分の今の仕事は、
社会にある今の自身に向き合い生きることが仕事であるかのような環境だ。



転居以降の自身の変化を例えるなら
「傷き傷つけ、振り振られ。
理に働けば角が立ち、善に棹させれば流される…」と、
抱き枕で代弁しておこうかな(笑)


日々起きる転調に、心は単調に響いているか。
その逆もしかり。


昨日から寒くなり、
風来坊と言ってのけるほどの気質がないだけ、
「木枯らし405」かな。
トートバックに「しんたん」を連れて、
これからも往く感じです。



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2008年11月13日


405 <七色仮面の告白日記>

「人殺し」と言われて

今年の夏、
4年ぶりに再会した友人から、
その友人が立ち上げ管理しているSNSの招待を受けた。

自分はSNSという交流が、得意ではない。

SNSで日記を書いたり、
コメントをつけたりする面ではブログと変わらない。

でも自分が今まで体験したSNSは、
SNSの目的が前提にあり、
その目的内に自分がいても、自分の素を早々に出しづらい感覚があった。

そのせいか、
ブログのほうが言葉を選ばずに書ける場合がある。



そんな理由がありつつも、
昨今の自分なりに友人主体のSNSに参加してみようと思った。

この友人とは表面的な親密さはあるけど、
心のやりとりでは交流分析でいう「ゲーム」の対象となる色合いが濃いと感じていた。

このアンビバレンツさは、
こすっからい自分を知っている人には、
なるほどねと思うのかもしれません。

こすっからい自分は今はどうしているのかと意識しつつも、
友人とのゲームは避けようとしていた。



数か月はちょこちょこ日記やコメントを書いては、
少しずつ馴染みはじめてきた頃、
友人が「このSNSのロゴがほしい」というコミュニティを作った。

自分はロゴの必要性まで関心が及ばず、
コミュニティ自体もコメントを参照する程度だった。

ロゴについては、友人の思いのほか意見が出ず、
更に「このSNSの実行委員をつくろう」とまで飛躍した。

自分はこの突飛な書き込みに以前の「ゲーム性」を感じ、
どうするかはひとまず自分なりの距離を置いた。

しかし実行委員についても何らコメントがなく、
しばらく様子を見ていたら「みんな関心ないんだ…」と、
友人が書き込みした。

その後友人は、
「誕生日なのに特定の相手がいない」、
「やるべきことをやらずにいた」
といった日記が続いた。


自分は友人の日記から滲むサインにどう答えていいかわからず、
まずはロゴのコミュニティについて考えをまとめ、
「ロゴと実行委員は別に考えては」と、
コメントをした。

このコメントに、
友人からすごい剣幕のレスポンスがあった。

「えっ?」と思ったのは後の祭り、友人からは

「そう思っていたなら、なぜ言わない」
「アンタは俺に全国に恥をかかせた」
「アンタは人の気持ちがわからないのか」
「アンタにこのSNSをぶち壊しにされた」等々。


今こうして書いていても、うなだれてしまう感じ。

もちろん怒りは湧いた。

しかしその言葉に乗ったらどうなると思っていたので、
電話でもいいからちゃんと話したかった。

でも留守電でメッセージを残すと、
更に倍になってメールが来た。

しまいには、
「アンタに殺されそうだ、もう連絡するな」
を最後に、やりとりは終わった。

自分は、明らかに友人に転移をしていたのは気づいていた。

しかし自分なりの「大人の自我」で対処するほど、
友人はひどく罵声を浴びせた。



友人が怒りを露にしたきっかけを、
自分はなんとなく気づいていた。

それは友人が今月初めに入院を余儀なくされ、
友人自身それを知りつつも、救われた命を荒れす生活ぶりになっていたからだ。

その怒りの裏にあるものは、
友人との親密めいた関係では友人の環境まで及ばずにいた。

でもそれを聴いたところで何もできない。

おまけに「人殺し」とまで言われる境地は、
その後の自分を揺れ動かした。

その感じは、先週のブログの通りです。


少なくとも「なんとかしてやろう」と思った自分の気持ちに、
反した応えを受けたこの想いこそが、
自分を人生脚本に引きずりこむことであった。

今感じていること、
それは怒りを向けられた自分をも抱え、
それでもこの先友人に会って、
「どうしてた?」と言えること。

そして、
自分にもまだ根深いモノでゲーマーになりうること。

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