2013年12月26日


405 <七色仮面の告白日記>

Raining

今年は例年に増して、
月日の速さを実感する年だった。

それだけ充実していたのか、
それとも時の流れに追いつこうとしていただけのことか。

ともあれ年初めの転勤&退職劇から、
CSNでの活動や各講座、そして再び企業就労と目まぐるしく、
並行して、プライベートでゲイとの関わりも多かった。

何が印象深いかを問われると、
出来事そのものより、
行動を通じて色々な人と出会い、
そこで生じる感情との擦り合わせと、
自身が納得し考える訓練をしてきたことだ。

訓練の成果の良し悪しより、
「これが私だ」「これがしたいのだ」と、
本気で思う気持ちに巡り合いたい。
引き受けるのは、私なのだから。

P.S.
最近夢で見た実話。
幼稚園のお泊り会最終日の挨拶で、
園長が保護者と私たち園児を前に、
「楽しかった人、手をあげて」とたずね、
皆が一斉に手を上げる中、
「じゃあ、楽しくなかった人」と、
私一人だけが手をあげ、なぜか周囲が笑っていた。

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2013年12月19日


405 <七色仮面の告白日記>

乾いた胸、溜め息で潤し

帰宅後の楽しみのひとつに、
20年以上前のドラマを観ることがある。
当時は嫌いで見なかったのに、
今になって見てみると案外充実感がある。

現役で活躍中の俳優陣の、
若く美しく凛々しい当時の姿にタメ息が出たり、
セリフひとつひとつの言い回しに、
乾いた胸がしっとりするのだ。

特に大正から昭和初期を題材とした作品だと、
男女が手を握るだけでも大変で、
おんぶをしてもらおうものなら「嫁入り前の娘がはしたない」と、
いかにも日本の古いしきたりを感じさせる言葉が随所に出てくる。

今の時代は自由に物事を考え、恋愛し、暮らせる時代だ。
しきたりほど不具合なものはないだろうが、
これがちょうどいい足かせになっているのかもと、
見ていてふと思う。

しきたりこそ私は苦労したもののひとつであるが、
それがまったくないというのもどこか物足りない。

それよりも私がこの年齢になって、
ちょっと冷静な視点をもったとしても、
日々そういうものから遠のいているぶん
ベタな恋愛物のドキドキ感は、見ているだけでもため息が出るものだ。

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2013年12月12日


405 <七色仮面の告白日記>

ゲイにも忍び寄りつつあること

先日、ゲイバーのKさんが年末企画について話をした。

それはアルバイトで働いていたときのママMさんを
一日限定で復帰させるというもの。
お客さんからMさんに会いたいという要望が強かったことと、
少しでもお客さんの入りにつながればという商売心もあったようだ。

でもこの企画には賛否があるらしく、
特に他のママさんから「Mさんの気持ちを考えてのことか」と強く言われたが、
Kさんはめずらしく堪えたと言っていた。

その理由は、Mさんが介護を理由に店を閉めたというものだ。
ゲイの世界でも、
親の介護を理由に東京を離れた人やバー経営を辞めたママが多い。

勤め人のゲイは、学校や就職で東京へやってきて十何年勤めても、
親が介護状態になればやむを得ず退職し、帰郷することになったり、
バーのママ達は若くして東京で店を構えるも、
親に介護が必要となれば店を閉めて帰らざるをえないというものだ。

年齢層でいえば、40代後半から50代。
一般的な家庭世帯でも、この年齢層あたりが親の介護問題が
取りだたされているとすれば、ゲイだから他人事ではないだろう。

特にゲイの場合未婚がほとんどで、
立場上帰郷して親の世話をするのが妥当となるケースが多いようだ。

しかし帰郷して親の世話をしても、
今度は自身が社会復帰するときにはそれなりに年齢を重ねている。
そのときに当事者はどう動けるのか。

ママの中には親を看取って再び東京で店を始めた人もいるが、
年齢と体力的な問題かそう長くは続かないらしい。
離職してしまった人達も、簡単に復職できるとは限らない。
場合によっては、生活困窮スパイラルが絡むこともある。

Mさんの一日復帰についても、
今の介護生活、これからの生活といった内容に触れるのかもしれない。
往年のママとしてカウンターに立つ以上は、
そこをどう交わし、本人はそれをどう受け止めていくのか。
その懸念材料は、Kさん強く否を唱えた人の思いなのか。

これからの二大社会問題のひとつと言われている介護と困窮者支援。
ゲイの世界でも、その音は近づいてきている。
ゲイには、一般と異なる状況が想定されるのだろうか。

それは、私とておなじこと。
そういえば、元彼のPも介護で帰郷していたっけ。

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2013年12月05日


405 <七色仮面の告白日記>

やっぱり硬い

私の行為はどこか硬いらしい。

無理もない、入社したてでフランクにはなりにくい。
でも、それができる人は中にはいる。

私の硬さは丁寧すぎたり、
面白味に欠けた返答をしたりと、
意識しているだけでもいくつかある。
よくあるのが、場を考えすぎて出てくるFC発言。
これは我ながら面白くない。

むろん、会社という場ならA主導でいいのだろうけど、
きっと感情もカラダも硬いんだろうなと、たびたび思う。

相手が硬いではなく自分が硬いということはわかっても、
じゃあ無鉄砲で話せばいいのかといえば、
それもそれでいかがなものかと。

話しやすい雰囲気は、自分からつくりだしていくもの。
障害のある人達には、感情の敏感さは伝わりやすいという。

過去にも同じようなことを言っていたような気がするが、
構えてしまうほど硬いと、
さすがに疲れるのだけはようやく気づいた。

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2013年11月28日


405 <七色仮面の告白日記>

気になる詰め物

歯の詰め物を飲み込んでしまった。

先月末に取れてしまい、
何度か外れては自分で付けたりを繰り返していた。
粘着の高いガムやキャラメル、
詰め物のある歯を使わないようにし、
ごはんも意識していた。
先週は全く取れる様子もなかったので
放っておいたら、
意外にも菓子パンを食べたときに取れてしまった。

気づかずに飲み込んでいたようで、
もうあとの祭りです。

外れたら早めに歯医者へと言われていたけど、
申請という手続きや歯の治療の煩わしさなど、
言い訳はあるけどね。。

歯医者の大ちゃんに、予約をとるとするか。

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2013年11月21日


405 <七色仮面の告白日記>

IT社会が与えた世界

特例子会社という組織上、
心身に障害がある人はたくさんいるが、
そんなことを忘れてしまいそうな環境だ。

視覚、聴覚、肢体等に不自由があっても、
それがかえってチカラとなり、
業務に還元しているのではないかと思うほど、
持ち合わせている技術は高い。

私が属しているグループには聴覚障害が多く、
主にWebデザインを手がけている。
様子を見ていると集中力が高く、
制作系ソフトやIT言語も使いこなすので、
健常者にも引けをとらない仕上がりを見せる。

別グループでは視覚障害のメンバーが、
パソコンのキーボードを頼りに、
すばやく正確にデータを打ち込む。

PC操作ができない人は、大量印刷操作を黙々と確実にこなす。
遠隔地で在籍している人には、在宅で仕事を依頼しているそうだ。
たぶん、会社の特徴なのかもしれない。

私はIT社会を、どこかで信じきれずに嫌悪していた。
しかしこの進化こそ障害があっても仕事の場を提供し、
業務を託すことができる社会になったのだと思った。

少しITというものを評価できるようになり、
私も日々色々な発見や刺激を受けている。

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2013年11月14日


405 <七色仮面の告白日記>

目覚めの追求

入社してから2週目が過ぎた。

毎日業務の引き継ぎや新たな担当の段取り、
レポート提出に追われる日々。

週5日勤務も今週からなので、
これをクリアすればペースもつかめ、
あとはいかに順応させていくかだ。

ペースをつかむには、私の場合朝の目覚め対策が必須だ。
目覚めが弱点な私は、
とにかくこの時間をやりすごせばなんとかなる。
そのために色々策を練っているが、
今やっているのは目覚めてすぐに歌うこと。

なんでもいい、思いついた歌。
アイドルでも懐メロでも、とにかくふとんの中で歌うのだ。
これが意外にもキツかったりする。
朝目覚めてすぐに歌いたい歌は思いつかないし、
なにしろ声が出にくいのだ。

そしてワンフレーズでも歌って起きあがるのだが、
結局目覚めには気力でしかない。

目覚めの歌が起きれない原因にならない程度に、
楽しい目覚めを追求したいものだ。
何か楽しい目覚め方があったら、教えてください。

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posted by CSNメンバー at 22:02 | Comment(2) | TrackBack(0)