2005年09月01日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

キャリアカウンセリング講座

夏休みも終わり、学生たちがそれぞれの学びの場に戻って来た9月1日、東京デザイン専門学校にて、就職指導や相談室の先生方を対象にしたキャリアカウンセリング講座を実施しました。自己主張やコミュニケーションが苦手な学生が増えつつある昨今、ご指導の先生方のご苦労も並大抵ではないようです。できるだけ実際に役に立つ講座になるよう努めました。
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「サンプラザ相談センターには、こちらの生徒さんもよくいらっしゃいました。ご縁があって嬉しいです。」

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「何をしたらいいか分からないという生徒にはどうしどうしたらいいのか」というご質問。「うーん、ご指導のご苦労お察しします。」

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「自己理解」を促すワークシートを手に先生方にインタビュー。
「指導やアドバイスが生きるのは、リレーションがあってこそ!」

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「ストロークは心の栄養と言われています。特に挨拶は最高のストロークです。豊かなストロークで実りある成果を
収穫されますように!」

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講座のなかで先生方が最も興味を持たれたのは、「ストローク」に関する話のようでした。日頃の指導のなかで生かして頂ければ、こんな嬉しいことはありません。長時間ご静聴くださいました先生方、ありがとうございました
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2005年08月06日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

キャリアサポーター養成講座・特別講義

8月6日のキャリアサポーター養成講座に、当NPOスーパーバイザーの高瀬義幸が特別講師として参加しました。
当日のテーマは「精神医学の基礎知識」及び「カウンセリングプロセスに於ける転移・逆転移の様相」というもの。事例をもとに詳しい解説を聞いたり、実際のカウンセリング場面での対応を学んだり、経験豊かな講師を中心に充実した講座が展開されました。
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講師陣もリラックス
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受講生はもっとリラックス


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録音マイクと差し入れの青唐辛子煮…どちらも講座の必需品?


和室の研修室。いつもながら差し入れ豊富なテーブル。
受講生の活発な質問と笑い声。これが当講座独特のリラックスの素。
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2005年07月17日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

パワー炸裂の夜

久々のライブ行ってきました。まだ頭のなかで音楽が鳴ってるみたい。余韻が消えないうちに日記書こう!というわけで、この真夜中に綴っております。  
それにしても、いつも「凄い!」としか言いようのない円道一成。そして名人芸平井光一のギター。どちらも私と同じ団塊の世代。さすが年季の入ったロックはちがいますねぇ。  
つい先日は、平井さんが敬愛する「伝説のヒーロー」、ジェフ・ベックが来日しましたね。こちらは行きそびれたけど、友人の話によると余りの若々しさにびっくりさせられたそうです。何と彼ももう61歳になるんだとか。「我らの世代」に乾杯!  
ちなみに平井さんは、我がNPOの会員であり、そして強力な助っ人でもあります。彼はコンピューターが初めて日本に入ってきたときから専門的に使いこなしていた人でもあり、その方面は全くうとい私の「先生」でもあります。何とかホームページをいじれるようになったのも、ひとえに平井先生のおかげです。加えて、今日は最高の一成さんとのコラボレーション。堪能しました!重ね重ね感謝です。
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2005年07月04日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

カウンセラーの資格

nanちゃんが「カウンセリング」のコミュニティーですごい論争が起こってるって言ってたので、ちょっと覗きに行ってきました。ネットでカウンセリングをしているという方が、「妥当な値段は?」と書き込んだことから始まってるらしいけど、最後の方は「臨床心理士以外のど素人が、カウンセリングなんて高尚なことをするんじゃねーよ」という、かなり感情的な調子になっていましたねぇ。
 私がカウンセリングを勉強し始めたのは、ン十年も前の話で、その頃は勿論「臨床心理士」なんぞあるわけもなく、「日本カウンセラー協会」というところの出す「2級カウンセラー」というのが、最高の資格でした。何故か「1級」というのはなく、2級までたどり着くのも結構大変な道のりで、論文の他に逐語録と逐語テープを提出させられた記憶があります。合格率は今の「臨床心理士」試験よりずっと低かったと思いますよ。まあ、今それ持ってても、何の役にも立たないわけだけど、でもあの頃は「2級お取りになりました?」ってのが、業界では挨拶代わりみたいなところがありました。ちょうどロジャースが日本に広まりかけた頃で、「ロジャリアンでなければカウンセラーにあらず」という風潮も強まっていました。今では「臨床心理士でなければカウンセラーにあらず」というところでしょうか?
 今のところは「臨床心理士」も単なる学会の一資格にすぎず、その制定の際には学会を二分するほどの大論争が起こって、本当に分裂してしまいました。それでも言語心理学者の福沢先生に言わせれば「あれは『一番搾り』と同じで、ネーミングがいいから広まったんですよ」というくらいのことらしい。私が今持っているのも他の学会の資格なので、あのコミュで息巻いている臨床心理士の方々からは「カウンセラーじゃない!」って決めつけられちゃうかも。「どんな本読んでますか?」とか聞かれちゃったりして(笑)。
 まあ、私の感じているところを言えば、カウンセラーは資格じゃないってことですね。いろいろな機関で働いてきましたが、「臨床心理士」の有資格者でも使えない奴は使えない。どんな資格があろうともたゆまぬ自己研鑽とトレーニングがなければ、カウンセラーはやっていけません。
 私を含めて「カウンセラー」なんぞを志す輩というのは、どこか自分に埋められぬ穴のようなものを感じていて、それを他人の穴を埋めることで満たそうとするようなところがあるものです。プロのカウンセラーとしてやっていけるかどうかは、そういう自分をどこまで冷徹に客観的に見据えられるかにかかっている、と私は思っています。
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2005年06月26日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

暮らしに生かす心理学

6月26日(日)の午後、港区男女平等参画センターにて、男女共同参画週間記念フォーラム参加企画「暮らしに生かす心理学ーより良い人間関係をつくるために」を開催しました。今回はいつもよりこじんまりしたグループとなりましたが、その分皆さんと密度の濃いワークができた感じがします。20代から60代の方まで、幅広い年齢層の方々が、それぞれ熱心に取り組まれていました。

「少人数でじっくりワークができそうですね」
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「交流分析って、使い勝手のいい理論なのよ」
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「まずは、エゴグラムをやってみましょう」
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「どうでしたか?」
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「今日の体験を、あなたの生活に役立ててくださいね」

参加された皆さん、ありがとうございました。
次回はあなたも是非どうぞ。
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2005年06月16日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

心の構造分析

2005年06月16日
21:52
昨日は「交流分析学習講座」の水曜夜間クラス第2回目。テーマは「自我構造の二次的モデル」。要するに人の心はどんなものを材料にしてできているか、ということなんですが、これがまたややこしいのですね。まあ、心なんてそんなに簡単に解明できるわけないですが…。フロイトは心の構造を「超自我、自我、エスあるいはイド」という3つの層から成ると仮定しましたが、交流分析ではそれに代わって「親(P)、成人(A)、子ども(C)」の3層を仮定し(これが一次モデル)、二次モデルでそれぞれがどんなものからできているのかということを子細に分析するのですね。いわば地質学みたいなものです。これをやってみると、自分の心には実に様々なものが取り入れられていることがわかります。これまでてっきり「自分だけのオリジナル」だと思っていた自分の「心」という代物は、親やその親やまたその親の思考や価値観や感情や行動からのパクリとか幼稚な防衛戦略で満ち満ちていることに愕然としちゃいます。それも我が敬愛するフロイト大先生の偉大なる発見である「無意識」ってもののなせる業なんですねー。フロイトは人の心の中の無意識の部分には「暴れ馬」がいると言いました。この「暴れ馬」の正体も、交流分析にかかるともっとよくわかります。ちなみに私の暴れ馬は以前はよく暴走しましたが、このところは、穏やかに歩いています。交流分析のおかげで手綱さばきがちょっとは上手くなったかなってところです。
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2005年06月11日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

素晴らしいひととき

2005年06月11日
22:55
中野サンプラザにあった「サンプラザ相談センター」が閉鎖され、そこの仲間たちとNPOを立ち上げてからはや1年余りが経ちました。今年は待望の講座も始まり、カウンセリングにいらっしゃる方もずいぶん増えて、やっと活動が軌道にのってきた感じです。今日も「キャリアサポーター養成講座」の土曜クラス第3回目が終わったばかりです。恵比寿の研修室でこじんまりと小グループでやっていますが、皆さんとても熱心で、わいわい話したり笑ったりしながらとても楽しい雰囲気です。一番楽しませてもらっているのは、講師の私かもしれません。今日は、昨日の金曜クラスの残りのおいしいチョコレートの他に、受講生のSさん差し入れの水菓子や、アシスタントのMさんのお土産のメロンなど、おやつも豊富で、それも楽しさに輪をかけていました。今日の学習テーマは「精神分析と防衛機制」といういかめしいものだったのですが、身近な事例に引きつけた話が沢山出て、人間の精神構造の不可思議さを皆で改めて実感し合い、充実のひとときとなりました。今月初めから開講した「交流分析学習講座」も同様にグループワークを主体にしているので、個人カウンセリングとはまたちがった楽しさや面白さがあります。こうして受講生の皆さんとのいい時間を過ごせると、レジュメづくりの苦労などどこかへ吹き飛んでしまうようです。いろいろ大変なことはあったけど、ここまでやってきて本当によかったなぁとしみじみ感じる今日この頃です。
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