2014年09月16日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

「レジリエンス」を上げるには

 院の入試が迫ってきて、このところ夜な夜な
試験勉強に勤しんでる…と言いたいところだが、
どうもまとまった時間がとれずに半勤状態。
心焦れど学習進まず、である。

 だがとりあえずは買ってきた参考書を開き、
数ページでもいいから読み進むようにしている。
そうすると、結構知らないことが多いのに
気づいて愕然。こんなことで大丈夫なんか?と
自分に突っ込み入れながらも、毎日少しずつ
物知りになっていくような気分は悪くない。
我ながら呆れるノーテンキぶりである。

 さて、今日読んだ数ページのなかにまたもや
知らない言葉があった。「レジリエンス」である。
イギリスのラターという人が提唱した概念らしい。
児童思春期精神科医の父と言われる人物だそうな。
きっと現代的な概念なのよね、フムフム…

 さて、レジリエンスとは何ぞや?
ラター曰く「深刻な危険性にもかかわらず、
適応的な機能を維持しようとする現象」
だそうである。要するに「どんなに劣悪でひどい
環境のなかにあってもめげず挫けず生きる能力」
ということらしい。まさに今はやりの「××力」に
通じそうな感じの言葉よねえ。

 同じ困難な状況下にあっても、レジリエンスの
高い者は心理的社会的に適応して生きることができ、
低い者は脆弱で耐える力が弱く、PTSDにもなりやすい
んだそうな。生得的な要素もあるけど、発達の
過程で獲得するものもあるんだって。ふーん。

 さしずめ、「おしん」さんなんかはレジリエンス
マックスなんだろうな。太宰治とかは低そうねえ。
年代でいえば戦争体験世代の90代にはすごくありそう。
でも若い世代は押しなべて低そうだ。

 文科省が「生きる力を伸ばす」とかしきりに
言うのも「レジリエンス教育」ということらしく、
この概念、妙に注目されているようだ。
とはいえ、一朝一夕に育まれるような能力じゃ
なし、ましてや学校教育のなかでどうにかなる
とも思えない。

 ともあれ、現代のキーワードを一個は覚えた。
こうして亀の如き学習の進捗状況を乗り越え、
物覚えが悪化する頭脳という逆境に耐えて
入試までの茨の道を歩ききれば、合否はともかく
我がレジリエンスは確実に高まることだろう。



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2014年09月09日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

雨の合間に

 9月に入って雨が多い。
まるで梅雨のような空模様だが、そこは稀代の晴れ女。
出かけるとなれば何故か雨は上がる。

 一昨日の日曜日は所用で遠出をしたのだが、
前の晩から降り続いていた雷混じりの土砂降りが
出かけるときにはほぼ止みかけて、目的地に
着く頃には何と陽も射してきた。山沿いなので
心配したのだが、持参した折り畳み傘は
一度も開かずに済んだ。

 今日も今日とて、午後から池袋で講座があり、
昼前に出かけたのだが、朝のうちは降っていた
雨がぴたりと止んだ。そしてやはり午後からは
陽が射して、涼しいかと思ったのが汗ばむほどに
暑くなった。

 今週は出かけることが多いので、これは助かる。
でも家にいると雨が降るので、洗濯物はたまるし、
億劫で買い物にも行かない。それを出かける間際に
片づけていこうとするから忙しい。今日も大量の
洗濯をして、ベランダの掃除をして、帰りには
切れ始めていた日用品の買い物も済ませた。

 折しも昨日は十五夜だったというのに、
しっかり降った雨で全然見えなかった。
今晩はどうだろうか。
雨の合間には洗濯や掃除じゃなく、せめて
月ぐらいゆっくり眺めて過ごしたいものだ。



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2014年09月02日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

今更きけない試験勉強

 さて、9月である。
先月の末に放大の大学院全科に出願をして、
ほっとしたのもつかの間、入試本番まで
あと一か月しかない。勉強しなくちゃ!

 と気持ちは焦れど思うに任せず、
毎日何だかんだと雑用におわれているうち、
あれっ、今日も一日暮れにけり…って
俳句じゃないんだから、もう。

 大分前のことになるけど、全科入学の
希望者を集めて開かれた説明会の席上で
「どんな勉強をしたらいいんですか?」
と質問した人がいた。思わず「そんなこと
自分で考えろよ!」と胸中で毒づいた私
だったけど、今、誰かに同じ質問を
したくなってる自分がいる。

 まあ、大学院入試の参考書とか
問題集とかは出ているから、とりあえず
そういうのをやってみるかと思って
数冊買ってみた。以前の過去問を見ると
何とかそれでもカバーできたように
思えるんだけど、どうも最近の問題傾向は
ちょっと変わった感じがする。

 説明会には大場先生が来ていらして、
私は「ナマ大場」の姿や声を間近にしてもう
大満足。一挙手一投足に集中していたから
件の質問に先生が答えられて「2年ぐらい前
から問題を変えましたからね」と洩らしたのを
しっかり聞いた。

 家に帰って確かめてみると、なるほど
問題はそれ以前とは変わっている。以前は
心理学用語200字解説の問題中心だったのが、
今は全部600字。それも通り一遍の知識じゃ
書けないような問題ばかりだ。

 かといって通り一遍の知識が必要ない
わけじゃない。っていうか、知らなきゃ何も
書けない。でも知っているだけじゃやはり
書けない。いやあ、どうすりゃいいの?

 そういえばあの時大場先生はこんな風に
答えられていたっけ。
「色々な関連書籍を何回も繰り返しお読みに
なって、深く理解されることだと、それしか
申し上げられません」

 いや、確かにそうだ。その通りだ。
だけど私には時間もなけりゃ術もない。
そのうえ9月の声を聞いた途端に毎日仕事が
目白押し。さて、こんな悪条件のなか、
どうやって勉強したらいいんだろ?
「ンなこと、自分で考えろ」なんて言わずに
お願い、誰か教えて!



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2014年08月27日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

たかが出願、されど出願

 いやあ、やった!終わった!
何が?っていうと、放送大学院への出願書類提出。
たった今郵便局に速達書留で投函してきたところ。

 まことに難物だったのが研究計画書。
テーマが絞り切れずに、読みあさった先行論文の数々。
暑いさなかに通い詰めた国会図書館。
相談にのって助けてくれた心優しい心理士さんたち。
おかげで何とか形になった。

 とはいえ、勿論これで一件落着には全然ならない。
大学院は出願しただけで入れるわけじゃないし、研究は
計画書をつくっただけで成し遂げられるわけでもない。
入学試験という難関をくぐり抜け、何回もの合宿や授業で
単位を取り、実際に研究を行い修論を書き、めでたく
卒業するまでは、終わった!なんて言えないし、入試も
半端じゃない倍率らしいから、最初の難関でつまづいちゃう
かもしれない。それなのに書類出しただけで解放感に
浸っているなんて、我ながらばかみたいだ。

 されどである。
何かの試験の出願ってどうしてこんなに大変なんだろう。
認定カウンセラーの試験のときも、社会福祉士のときも
もう出願書類を揃えるだけで一仕事だった。卒業証明書や
成績証明書、結婚で氏名が変わってるから必ず戸籍抄本が
いるし、カウンセラーのときは山のようなシラバスから
スーパーバイズ事例の検討報告書など、社福のときは
実務経験証明書や健康診断書まで必要だった。そして
いつも書類を出し終わったときは、まるで試験が終わった
かのような気分になってしまうのである。

 しかしである。
いつまでもそんなことは言っていられないのである。
早々に試験勉強のモードに切り替えないと、せっかく
艱難辛苦のあげくひねり出した研究計画書も
日の目を見ないことになってしまう。
試験まであと一か月余。
解放感に浸るのは、早くともそれからにしよう。



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2014年08月19日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

匠はすごい!

 以前制ご自分の制作物の相談にいらした
Yさんという若いすてきな女性。こちらのブログでも紹介
しているが、彼女のおかげで稀有な才能を有する匠に紹介して頂き、
あの猫の額ほどの玄関脇のスペースが、こんなに見事に生まれ変わった!
以下早速Yさんがフェイスブックに掲載してくれた文と写真を拝借。
皆さん是非見に来てね!!

犬猫

 「物置のビフォーアフター(@_@;)」

 レンタルスペースとして生まれ変わりました!
正式オープンは少し先になりそうですが、興味のある方はご連絡ください。

恵比寿の住宅地で、キッズ連れの主婦が多く通る道なので穴場。
 マルシェなどもよいかも。

 匠は、家具・雑貨ブランド「coast17」のオーナー。 
 http://coast17.net/
 廃材や流木を使ったハンドメイドの世界にひとつのオリジナルなのに、
 リーズナブルなのでオススメ〜

わたしは、窓辺用のキャットタワーをオーダーしていますヾ(*´∀`*)ノ


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2014年08月13日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

縁は異なもの

 お盆前だというのに、朝晩の風が
どことなく秋めいてきたように感じるのは
気のせい?

 まあ、そうは言っても暑いことは
やっぱり暑い。そんななかで玄関前の工事が
始まった。

 え?工事って何?
とおっしゃる向きもおありだろうが、実は
玄関横にある物置のスペースを利用して
ミニショップを作ろうか、という計画は
結構前からあった。あったのだが、あれや
これや思案迷考。なかなか具体化しない
ままに1年以上の時が過ぎた。

 それが急にここにきて話が進み、
あれよあれよという間に着工という次第に
相成った。それもこれも思いがけない
出会いがもたらしてくれたのである。

 その出会いを取りもってくれたのが
以前のブログに書いた三浦恵さんのバッグである。
彼女の立ち上げたバッグのブランドTeebornの
HPをみて一人の女性がCSNを訪ねてきた。
彼女は猫のベッドの制作を企画していて、その
過程への手助けを望んでいた。その彼女に
玄関前のミニショップの構想を話したら、
たちまちのうちに、その工事を請け負ってくれる
という若い職人さんを紹介してくれたのである。

 そんなわけであっという間に着工の日が来た。
あと数日もあれば、狭いけれど雰囲気のある
すてきなミニショップが完成しそうだ。まだ
コンセプトやシステムがしっかり固まって
いないので、 オープンには少し時間がかかる
と思うが、人と人の縁の広がりを感じさせる
そんなスペースにしたいと思っている。



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2014年08月05日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

暑苦しい結論

 一年ぶりに国会図書館に行った。
去年もこんな暑いさなかに通ったなあ…
と思いながら永田町駅からの道を歩いた。

 思えば昔々の学生時代から、何故か
国会図書館に通うのは夏の盛りである。
卒論の資料探しから最近の論文検索まで
猛暑に追われぬとやる気が出ないみたいだ。

 「やる気」と言えば、先日の日経
「プロムナード」に、高橋秀実氏が
「やる気が起きない…暑い夏は特にそう思う」
という書き出しで始まるエッセイを載せていた。
題して「モチベーションは要らない」。

 その文章は「『特に』というくらいだから、
私は一年中そう思っている」と続く。そして
「振り返ってみれば、私は幼少の頃から
『やる気』と無縁だった。勉強、スポーツ、
そして仕事も。やりたくて仕方ないからやる、
というより、やるより仕方ないからやる。
それでも何かをしてきたわけで、実は
『やる気』と『やる』は無関係ではないかと
思うのである」んだっていうのである。

 氏は、「特に『やろう』と意識しなくても
私たちは行動を始めているらしい」と、「眼の前に
あるコップを取る」という行動を例に引いて言って
いて、「『やる気』がなければやれないというのは
一種の思い込みにすぎない」とまで言い切る。

 さすが、「平成のノンフィクション作家」。
「弱くても勝てます」のエリート校出身の秀才。
何事かをやるのに「やる気」なんそという暑苦しい
ものをちらつかせるのは誠に無粋。ましてや
「モチベーション」などという「やる気」が
格上げされたような言葉は何だか不快。
ま、そのすかしっぷりも嫌いではないけれど。

 でもやっぱり「昭和の凡人ばあさん」には
暑さに掻き立てられる「やる気」がなければ
国会図書館には通えない。行動するのに
「モチベーション」が要らないなんて思えない。
「やる気」と「やる」の間に何の関係もない
なんてことはない。深い仲ほど意識されない
だけなのである。

 
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