2006年05月20日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

一年間の成果

 今日は一年間に渡った「キャリアサポーター養成講座・基礎コース」の修了式。本当は4月に終わる予定だったのだけれど、最後のレポートが間に合わない人が何人かいて、1ヶ月ずれこんでしまった。それでも皆働きながら時間をやりくりして、懸命にロールプレイや逐語録に取り組んでいた。

 修了レポートの課題は20分3回連続のCRP(カウンセリングロールプレイ)。初めのうちは逐語録にふーふー言ってた受講生も、最後は次々に立派なケースレポートを仕上げるまでに成長した。手にした修了証書はまさに一年間の成果の証しである。

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 男N、そしてOLA子さんはじめ受講生の皆さんの変容ぶりは、講師の私も驚くほど。何といっても皆が自己肯定感を高めつつあることが素晴らしい。講座の成果もあるけれど、グループとしての精度の高さも大きく寄与していると思う。このグループであと1年「実習コース」を行うことになっている。来年の今頃にはきっと優秀な「キャリアサポーター第一期生」が誕生していることだろう。 
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2006年05月18日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

連続更新どこまで?!

 5月2日からブログの連日更新が続いている。思えばゴールデンウイークに男Nが3連続で書いたことから全ては始まったのだった。「この3連チャンの勢いに続け!」がいつしか命題になり、「さあどこまで続くぬかるみ…じゃなかった更新記録」と、どんどん心理的な高揚感にはまっていく。

 「書きたいときに書く」なんてのはシロウトよね。うんうん唸って〆切に間に合わせるべく何でもいいからひねりだし、それでいてまるで涼しい顔してさらさら書いたかのごとき文章が書けなくちゃプロとは言えない。別に物書きのプロになろうっていうわけじゃないけど、僅かでもこうして人様の目に触れるものを書くからにゃ、プロ精神の端くれぐらいは持ちたいものだ、ねぇ男N!

 「あと20分!」のコメントがつくようになったとあっちゃ、いい加減なことはできない。見てる人は見てるのよね(当たり前か?!)。
「労働デビュー」で勢いにのる男N。ブログの明日は君に任せた。
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2006年05月16日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

かなりんの適性

 NPO設立以来2回目の総会が間近になってきた。今年は今月の26日に渋谷女性センター「アイリス」で行う。それに向けて只今着々準備中…と言いたいところだが、どうもこの「着々」っというのが苦手でいつも泥縄式になってしまうのがかなりんの玉に瑕(?!)なのよね。

 どうやらこうやら決算だけは何とか4月中に間に合わせた。それも決算書類を4月一杯に出さないと法人住民税の免税が受けられないからで、連休前の午後5時ぎりぎりに税務署に駆け込み申請。どうしていつもこうなっちゃうんだろ。「次こそはゆとりを持って準備しよう」と決意だけは固いのだが、ついずるずると後回しになる。特に「決算書類」なんて代物は「さあやるぞ」態勢になるまでが大変なのよね。

 まだ「収支予算書」とか「事業計画書」とか総会までに準備しなければならない書類はあるのだけれど、これもあまり「やる気」を起こさせるものじゃない。というわけでまだ手つかず。でもこのところ夢中になってやってるのは、去年の「キャリアサポーター養成講座」で行った木村周先生特別講義講義録の冊子化。全講義の収録をテープ起こしして、先生と何度も原稿をやりとりしてやっと編集の最終段階にまでこぎつけた。先生は総会にも出席してくださるということなので、それまでに是非とも間に合わせたいとの一念である。

 製本をプロに頼むと高いので、アスクルから「製本用ホチキス」なるものを取り寄せ、自前で印刷製本をしようという魂胆。本文に写真やカットを組み合わせ、どうやら満足のいく出来映えになりそう。こういうことは好きなのよね。サンプラザ時代も相談業務の旁ら「相談センターニュース」を担当し、30周年記念号までつくっちゃったくらいだし。民間の会社に勤めていたころもいつも広報は引き受けてた。それにしても今は素人でも冊子が作れちゃうなんていい時代になったもんだなぁ。。。(下の写真はまだ完成途上品なんだけど、ちょっと見せびらかし気分で掲載)

060516kougiroku.jpg  しかしこの冊子の素晴らしいのは、装丁なんかより無論中味。木村先生の「キャリア支援」に対する独特の深い視点と真摯な思いが横溢する秀逸な内容である。我がNPOにとっても貴重な資料となるものだ。総会に出席してくださった会員さんには無料で配布するつもりなので、是非皆さん来てくださいね。会員登録は今からでも間に合いますよ!と宣伝も怠りないかなりん。やっぱり経理より企画広報が向いてるのかもね。

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2006年05月14日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

男Nに捧げる応援歌

 昨日男Nが懸命に取り組んで惜しくも実らなかった「スパムコメント&トラックバック完全撃退」が今日遂に成し遂げられた!色々試行錯誤し、研究し、諦めずにねばり強く続行した成果である。今の男Nはあの頃の男Nではない。

「君の行く道は 果てしなく遠い だのに何故 歯を食いしばり 君は行くのか そんなにしてまで…」
 
 60年代のTVドラマ「若者たち」の主題歌がつい口をついて出てしまうような、そんな凛々しいこの頃の男Nなのである。

 「思いこんだら試練の道を 行くが男の正念場 行け行け男N どんと行け!」

 とますますレトロな応援歌を口ずさんでしまうかなりんなのであった。(完)
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2006年05月11日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

懐かしき中野

 久しぶりに中野に行った。以前サンプラザの相談センターで事務を担当していたMさんが電話をくれて「久々に会おうよ」ということになったのだ。Mさんはまだサンプラザで働いている。彼女を待つ間、昔よく歩いた商店街をぶらぶらし、その後サンプラの一階にある喫茶店「ソーレ」でお茶を飲んだ。変わってないなぁ! 以前は出勤前に必ず立ち寄ってコーヒーを飲んだものだ。懐かしい。
060510_214045_M.jpg 仕事を終えたMさんと落ち合って、これも前にランチを食べによく行った「丹華麗」で食事をした。店内もマスターも変わってないが、メニューは一新されていて月日の隔たりを感じてしまう。Mさんは最近飲み過ぎだそうで、今日はお酒をやめて食事の後二人でデザートを食べた。  

 積もる話がたまっていて、良く喋り良く食べた。サンプラも経営母体が変わり大変なことも多いようだ。私が知っている人たちは殆どが辞めてしまったらしいが、そんな中でMさんは良く頑張ってる。多趣味の彼女は、仕事だけでなくオフもアクティブだ。「お互い身体には気をつけよう」と言い合って別れた。

 サンプラザ会館は、内部に変化はあっても外観はあの頃と変わらない。三鷹に行く途中など車窓から眺めては懐かしい思いを味わっている。働いていた頃は色々なことがあった。そのうちでもひときわ大変だった相談センターの閉鎖。会館は、その中で働く私たちやそこを訪れる人たちの喜怒哀楽を長い間黙って眺め続けてきたようにも思える。あの特徴のある三角ビルには、いつまでも健在でいて欲しい。
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2006年05月09日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

騎西町女性相談

 以前このブログでご紹介した埼玉県騎西町の女性相談ですが、新年度を迎えてぼつぼつと予約が入るようになりました。今日は何と3件も入っていて満杯でした。会館のロビーにポスターを貼ったり、予防接種などで若いママたちが小さなお子さんを連れて集まっているとせっせとチラシを配ったりした効果が出てきたのかなとちょっと嬉しがっていたら、担当の職員さんが「田植えが始まってストレスがたまる時期になったのかも」と呟くのを聞いて、「あゝ、そういうこともあるのか」と改めて地域性を感じました。

 確かに相談に来られるのは農業をなさってらっしゃるという方が多い。このあたりではお米も作られているのですね。保守的な気風も根強く残っていて、都会暮らしの私たちには分からない苦労もあるようです。年配の方も多く、辛苦が刻み込まれたような手や顔に長年の労働の過酷さが偲ばれます。そこからほとばしる素朴な感情に触れると、相談に当たっている私の方も胸が詰まるような思いがします。

 東京の隣県にある、都会の生活とは全く違った暮らしぶりに触れ、日本にはこういう地域が都会よりもずっと多いんだろうなぁと再認識をさせられました。日本中を均一な情報が駆けめぐる時代であるとはいえ、その恩恵を受けて生活の中に生かしていくことができるのは、(都会での生活者も含めて)ほんの一握りの人たちなのかもしれませんね。
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2006年05月08日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

グループワークと演劇

 今日は一日引きこもりのオフでした。どうも昨日のグループワークでエネルギーを使い果たしたみたいです。

 グループワークの楽しさは格別なのですが、その難しさもまた痛感するこのごろです。メンバー同士の人間関係がグループの特徴や性質を左右するので、そのときどきの雰囲気やニーズを読み、素早くそれに応えていくには、かなりの集中力を必要とします。大体の筋書きは出来ているけどセリフが決まっていない即興劇のようなものです。それもファシリテーター一人ではなく、グループ全員で作っていくことが大事なので、そこにはいるけど参加しない、あるいはできないというメンバーにどうアプローチするのかも問われるところです。

 私は学生時代に演劇をやっていたので、「集団芸術」と言われる演劇とグループワークとの共通点を感じることがよくあります。ゲシュタルトのワークに「エンプティー・チェア」や「サイコドラマ」など、演劇の要素を取り入れたものが多いのも頷けます。そういったワークではファシリテーターはまさに演劇に於ける演出家のような役目を担っています。

 一方でベーシックと言われるエンカウンターグループでは筋書きさえもなく、全てがそこに参加したメンバーたちに任されます。ときに感動的な大ドラマが展開されるこうしたグループでは、ファシリテーターもまた登場人物の一端を担います。脚本はないので、この舞台では生の自分を晒して演じることが要求されます。「生の自分を晒す」ことと「演じる」ということのパラドックスを生きることが、こういうグループをファシリテートする難しさであり、また醍醐味でもあると私は思っています。

 というわけで、とても生半可なエネルギーではグループはできません。ですからアシストしてくれているNクンやA子さんが、それを承知で意欲を燃やしていることが本当に頼もしく感じられます。6月から実施予定の「キャリアサポーター養成講座・実習コース」では、「演劇」の要素を取り入れたカリキュラムを組んでファシリテーションスキルの更なる向上を図るつもりです。受講生の皆さんの健闘ぶりが今から楽しみです。
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