思えばこの花壇、もう十数年前の改装の時にあまりに玄関の眺めが殺風景だというので、急ごしらえでタイルを積んで作ってもらった。だけどどういうわけか何植えてもうまくいかなかったのよね。最初に植えたのは観葉系のしゃれた木だったんだけど、半年もたたないうちに枯れてしまい、ほっぽっておいたら見るも無惨な有様になったので仕方なく土を変えたりして、ときどき手のかからなそうな花を見繕っては植えてみたんだけど、どうも長持ちしない。それでまた放っておくと、いつの間にか雑草に混じっていかにも図太そうな西洋タンポポなんかが大きな葉を茂らせてた。
NPOが階下に引っ越してきて、訪ねてきてくれる人も増えたので、少しは何とかしようと雑草を抜き、アイビイとかそれから名前は分からないけど良く増えそうな蔓草系の葉物を植えた。それが余り枯れもせずよく育った。その合間に何本か植えたミニばらも、年を越えて2度も花を咲かせてくれた。たいして手もかけないのにこうして育っていく植物を見ていると不思議な生命力を感じさせられ、このところしばし眺めることが多くなった。
特にガーデニングとか趣味じゃないし、普段は写真の100円ショップで買ったビニールのジョウゴで水をやるくらいで、それほど気を配ってるわけじゃないのに、このところちょっと花壇づいてる。プロの目にとまり、雑誌にまで載っちゃうなんてすごい。これって日本がブラジルに勝つくらいの快挙よね!
4〜5人の若者たちが、小道具のカゴやぬいぐるみを配して、「うわー、かわいい!」とか言いながら30分位撮影してた。7月20日発売の雑誌に載るんだって。私が撮影すると、安物のジョウゴやら花壇の下に置いた「ありの巣コロリ」まで映っていて(多分花壇の土に巣があって、このところ悩まされてるの!)、生活臭が出ちゃうんだけど、きっと誌上では「セレブのお家の花壇」風にばっちりアレンジされるのよね。
どんな感じになるのか今から楽しみ。さっきからまた「バラが咲いた♪」が復活してます。