この問いに対しては古代から今まで、
悪魔がとりついたの先祖の祟りだの、
およそ非科学的なものから、気質だの
遺伝だの環境だのといろいろ取沙汰
された時代を経て、どうも今は、
「脆弱性ストレスモデル」というのに
落ち着いたらしい。
要するに精神疾患というのは、
一つだけの原因で発するもんじゃない、
いろんな要素が混ざり合って発症する
もんだということだ。まあ、器質性とか
外傷性とかいうと話は別なんだろうが、
「内因性」、つまりその人の内側に
原因がある、という甚だ曖昧な病因の
疾患については、「多因子性」だと
いうことで話がついてる(?)んだとさ。
こんなことを書いているのは、
お察しの通り「精神保健福祉士養成講座」
のテキストを読みまくっているせいで、
とりあえず上記のようなことは今までも
どこかしらで目にしたことがあるのだが、
今回ちょっと目新しかったのは、その
「脆弱性」というのが、概ね認知機能を
指している、と解説してあったからだ。
ふーん、なるほど!
認知機能が脆弱、即ちA(大人の自我要素)が
弱いってことなわけね。その弱いところに
いろいろとストレスがかかると、精神状態に
異変をきたすってことになるのか。
精神科医の春日武彦氏は、人間の精神の
アキレス腱は、所詮「こだわり・プライド・
被害者意識」の3つに過ぎない、と言っている。
おゝ、どれもP(親)とC(子ども)の自我機能の
産物じゃないか!確かにちょっと強く触れば
脆くもプツンとキレそうである。「脆弱性
ストレスモデル」に陥らぬためには、強靭な
アキレス腱を鍛える必要がありそうだ。
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