2013年11月30日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

980円の暖房

 11月も今日で終わり。
少しずつ寒さが増してくる今日この頃。
本格的な冬がすぐそこに迫っている。

 何せ去年から今年にかけての冬は寒かった。
我が家のメイン暖房はガスファンヒーター。
冬季は殆ど一日中つけっ放し。
だけど隙間だらけの古い家はなかなか暖まらない。
ピーク時の一か月のガス代は何と2万円近くになった。

 そこで…
今年は早めに何らかの手を打っておこうと、秋口
からあれこれと暖房用品をネットで探した。

 最初に目をつけたのはサッシ戸や窓の下に置く
ラジエーター。寒気は主に窓から来る。だから
そこでシャットアウトできれば、暖房効果はぐんと
上がるはずだ。ラジエーターには部屋全体を暖める
機能はないが、ガラス戸や窓に熱風のカーテンを
張るような効果が期待できる。
結露対策にもいいみたいだ。

 だがこれ、値段がかなり高い。
90pの短いのでも1万円台、それ以上の長いのは
2万円を超え、サッシや窓に合わせて長さが調節
できるのがいいと思ったが、それだと3万円近くする。
どうしようか…。
でも、ベランダに通じるサッシ戸際だけでも
設置すれば随分違うような気がする。
2万円のガス代を減らして、なお暖かい冬を過ごせれば
そのくらいの投資もやむなしか…。

 迷った末に購入を決心、しかしサッシ戸前の隙間の
寸法を測ってみると、奥の方にラジエーターの幅よりも
狭い箇所があるのが判明。これだとどうしても隙間が
できてしまう。参考にレビューを読んでみると、
「節約して短いのを買ったのだが、少しでも隙間があると
そこから冷気が洩れてしまって効果が薄れる」
というのがあって、やはり断念することにした。

 それからいろいろとネット上を探し回り、
見つけたのが「断熱カーテン」。何とこの夏に
屋外に張る遮光シートを買った店だ。あのシートも
安価なのになかなかの優れものだった。
冬用の「断熱カーテン」もすごく安い。
一間のサッシ戸用が1セット2枚で980円。
腰高窓用は同じく680円。
一間用のをもう1セット買い、寝室との仕切り口と
踊り場からのドアにもとりつけて隙間を塞いだ。

 見かけはただの半透明ビニールで、裾がぞろっと
長くて、確かに見場は悪いし、それに戸や窓の開けたても
ちょっとうっとおしい。しかしそんなことを補って
余りあるほど、その断熱効果は大したもんだ。
今のところは、ファンヒーターをLowに設定しておいても
しばらくするとじわじわと部屋が暖まり、暖気が逃げない。

 早まって何万円も出して効果のないものを買わずに
本当によかった。まあ、これからの本格的な寒さにも
十分に太刀打ちできるかどうかはまだ分からないが、
この暖房具、コスパを考えれば大満足だ。



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2013年11月23日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

星を見たねずみ女房

 放大大学院の「臨床心理学特論」放送授業は
回を重ねて中盤を迎えたところだが、このところ
なかなか面白い講義が続いている。先日は
「ライフサイクル論─成人期」のところで、担当の
滝口俊子教授が、ルーマー・ゴッテンという人が
書いた「ねずみ女房」という児童書の話をした。

 これが、何か不思議に印象に残るお話だった。
テキストには書かれていないし、メモをとった
わけでもないので、細かいところは定かではない
のだが、思い出せる範囲で紹介してみようと思う。

 ある金持ちの屋敷にねずみの夫婦が住んでいて
普通のねずみと同じように平凡に暮らしていた。
女房ねずみは、他のめすねずみとみかけも仕事も
変わらず、毎日忙しく家事や雑事に追われていた。

 だがこの女房ねずみには、他のねずみとちょっと
違うところがあった。住んでいる家の中が全世界と
思っても、窓辺に登って外の景色を垣間見ては、
「何かが欲しい」という思いに駆られる。

“めすねずみには、何がほしいのかわかりませんでした。
でも、まだいまもっていない、何かがほしかったのです”


 夫ねずみは女房ねずみに言う。
「これ以上何が欲しいというんだね?俺はいつも
チーズのことを考えてる。どうしてお前もチーズの
ことを考えないんだ?」

 そんなある日、そのお金持ちの家に立派な鳥かごに
入れられた1羽のハトがやってくる。鳥かごには金色の
お皿が備えられていて、おいしそうな沢山の食べ物が
盛られている。でもハトは口をつけようとしない。
女房ねずみは毎日ハトのところに食べ物を拾いに行く。
そしてハトから窓の外の世界の話をきかせてもらう。
ハトは羽を広げて飛ぼうとするが、羽は鳥かごにつかえて
広げられない。ハトは胸に顔をうずめて沈み込む。
何も食べないハトは段々にやつれていく。

 赤ん坊が生まれたりしていっそう忙しくなった
女房ねずみは、しばらくハトの元に行くことが
できなかった。久しぶりに訪れると、ハトはたいそう
弱っていて、「お前さんはもう来ないのかと思ったよ」と
細々とした声で言った。「私だって毎日忙しいんです
からね。そうそうあんたのことばかりにかまけちゃ
いられないのよ」と女房ねずみは言い返したが、
ハトのあまりの弱りように心を痛めた。

 女房ねずみはその夜長いことハトと一緒にいて、
その後、自分の身体を鳥かごの掛け金に思い切り
打ちつけて外すと、扉を開けてハトを逃がした。
ハトは大空へ向かって飛び立ち、女房ねずみは
涙とともにそれを見送った。そして彼女はハトの
飛んで行く空の向こうに美しく光り輝く星を見た。
ハトを失ったみかえりに、彼女は生まれて始めて
窓の外の大空に燦然と輝く星を見たのである。

 「何かを得るためには、何かを失わなければ
ならないのですね…」と教授はここで言い、続けて
この話の終わりの文章を読み上げた。

“この女房ねずみは、年をとっても他のねずみと
ちょっと違うと思われるところがありました。
それは彼女が夜空に輝く星を知っているからなのです。”



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2013年11月16日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

知るほど怖い「脚本」

 今年の1月から始まったTA(交流分析)の講座が
終盤を迎えている。今期のテーマは「脚本分析」。
初めの頃はなかなか理解が進まなかった「脚本」という
概念が、やっと皆の中に取り込まれつつある。
いやぁ、めでたい。

 知れば知るほど、「知らないで生きる」ことの
怖さが痛感される「脚本」。新聞やTVで報道される
あの事件、この出来事、近くにいる友人や家族の
言動、職場の人間関係や仕事、身体的な不調や症状まで、
あらゆる事柄の背後に「脚本」が見える。

 TAの創始者、E.バーンがいみじくも言った
「知らなければ一生を脚本に左右されることになる」
って、ほんと、恐ろしい言葉だ。だけど、殆どの人が
知らないで生きてる。今回の講座でそのメカニズムを
自分の知識として取り入れた今期TAの受講生諸氏は、
ともかくも「知らないで生きる」ことは免れたわけで、
これは本当に祝福に値するんじゃなかろうか、と
些か手前味噌ながら思っている。

 来月はいよいよ今期の最終回。
「自己脚本分析」が大詰めを迎える。
試行錯誤しながらも脚本を脱却する手がかりを
つかんで欲しいと願っている。




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2013年11月02日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

何をどうしてどうするのか? 「困窮者自立支援法」

 「困窮者自立支援法」なる法律が平成27年度
から施行されるという。
平成24年に成立した社会保障制度改革推進法
からの流れで、生活保護制度に過度に依存している
社会保障制度を見直そうという動きが強まり、
厚労省の社会保障審議会「生活困窮者の生活支援の
在り方に関する特別部会」が立ち上がって今年の
1月に報告書が出ている。それを読んでみると
生活保護法改正に関してはほゞ審議会の意見通りと
なったようだ。そして生活保護受給者も含めた
幅広い「生活困窮者」の支援体制を作ろうということで、
「第2のセーフティー・ネット」と銘打ち、この法律が
できることになったのである…

 こんな風におさらいをしていると、社会福祉士の
試験勉強みたいだが、私たちNPOの活動にとっても
非常に関連の深いところが感じられ、今日はこの法律に
関する「勉強会」に行ってきたのである。主催したのは
某社会福祉士さんの事務所で、出席者は予想より遥かに
少なく、福祉関係者の関心の低さを窺わせる。
それでも名刺交換をしていろいろ話もでき、それなりに
得るところは大いにあった。

 配布された資料の「特別部会委員名簿」のなかに
以前福生の「引きこもり支援塾」でお会いした
谷口仁史氏の名前を見つけて「やはりそうか」の
思いを強めた。氏は「引きこもり支援」には非常な
熱意と実績のある若い支援者で、福生の「青少年
自立支援センター」の工藤理事長が将来を嘱望して、
既にその当時から政府系の審議会に送り込んでいた。
「困窮者」の視野の一角には「引きこもり」があり、
背景に「引きこもりの高齢化」があることはほゞ
間違いないだろう。

 審議会にはニートの研究で有名な小杉玲礼子氏や、
「さわやか福祉財団」の堀田力氏なども名を連ねていて、
なかなかの有志揃いである。しかし報告書に書かれて
いることはかなり抽象的で、具体的な事業の全貌は
見えづらい。支援対象が「困窮者」という漠然とした
言い方なので、これまでよりも多様なケースを想定
せねばならず、その全てに十分な支援を行き渡らせる
ことは至難の技だと思えてしまう。支援方法の一つに
「アウトリーチ」が挙げられているが、この難しい
方法を誰が研修しどう実行しようというのか、何とも
道筋が見えてこないのである。

 今日は長年労働者協同組合を運営している
NPO法人「ワーカーズコープ」の担当支援員さんから
その活動についての話があった。障害者支援では
なじみ深い中間就労的な支援を念頭に、この事業への
参入を考えておられるらしい。私たちのとっかかりも
その辺りにあるのかもしれない。審議会の答申は
理念と理想に満ちていても、いざ実際の支援が始まれば
行政は「目に見える成果」を求める。そうした意味でも
歴史のある「障害者支援」にそのモデルを求めるのも
一法だろう。

 私たちも今年の12月にとりあえずこの法律を含めた
就労についての勉強会を企画している。
何はともあれ、必要なのは人材である。
どんなに効率的な制度やシステムができようと、
「支援は人」という原点はいつの世も不変だ。
法の施行までに良い出会いがあることを願っている。


 
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2013年10月26日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

刺激的な放送授業

 放大大学院の放送授業が粛々と進んでいる。
以前にも書いたように、今は放送日当日に視聴
しなくてもネット配信で好きな時に好きなだけ
聴けるのだが、そうなるとBDの録画リスト
みたいに知らぬ間にたまってしまっちゃうんじゃ
ないかと危惧し、できるだけオンタイムで
ラジオを聴くようにしている。

 私が取っているのは「臨床心理学特論」と
「臨床心理学研究法特論」の2教科。後者は
2単位なので週1の授業だが、前者は4単位なので
週に2回、それも週末に固まっている。時間は
朝の8:15分〜9:00。さあ、今日もコーヒー入れて
スタンバイ。

 今日は7回目の「こころのはたらき@─
無意識の発見」。担当は大場登教授。テキストは
斎藤雅教授が執筆しているのだが、放送授業は
違う教授が行う。これって「放送大学としては
画期的な試み」なんだって。大場教授が冒頭に
そうのたまった。なんだかちょっとワクワク気分。
「画期的」って、期待させる言葉じゃない?

 それがまた、期待に違わぬ名講義。
テキストではフロイトの無意識論が中心だった
んだけど、何せ大場先生はユング学者だから、
ユング的視点から「無意識」を説明。
コンプレクスは「劣等」や「エディプス」の
他にも沢山ある。「母性」「父性」「兄弟」
「姉妹」「異性」etc,etc…有名な「原型」って、
この「コンプレクス」に通じるものだったのね。
ナ〜ルホド!

 教授はコンプレクスを「心の中の渦」と表現。
幼い頃に人はその渦をつくり、それを一生抱えて
生きていく。渦の中心は激しく逆巻き、うっかり
そこに触れようものなら、人は逆上したり、堅く
防衛したりする。

 特に「権威コンプレクス」の男の話は面白
かった。このコンプレクスを持った男はどうも
職務質問なんかに遭い易い。警官などの権威の
象徴に出会うと心の渦が刺激され、権威への
憧憬と反発が過剰に不自然に湧きあがり、それが
オーラのごとく表面に漂い出る。何故だか動き
がぎこちなくなり、思わず警官がとがめたく
なるような言動をしまうというわけだ。

 無意識はその当人を苦しめる。
しかしカウンセラー側から見れば、それはその人に
とって意味のあることでもある。カウンセラーは、
その人とともにその意味を解きほぐしていくのが
仕事である。教授はカウンセリングもしておられる
そうで、30代の人なら30年、40代の人なら40年以上
もかけてつくりあげたものを解きほぐすには、同じ
くらいの時間がかかる、それでもできるかどうか
分からない。カウンセリングというのはそれほど
因果な仕事なんだから、これからやろうとする人は
よくよく考えた方がいい、などとさらっとおっしゃる。

 そういえば、我がCSNの高瀬講師も
カウンセリングスクールの入学式ではいつも
「因果な世界へようこそ」と皮肉まじりに
挨拶してたっけ。確かに長年やってくると
そういう感じがとみに強くなるのよねえ…。

 そして講義の最後の締めくくり。
大場教授はこんなことをおっしゃった。
「こういうことを行政はまるで理解していない。
行政の役人というのは2〜3年で異動になる。
たった一人に何十年もかけるのはひどく
不効率だという言い方をするが、それは
人の心に対する冒涜だ、と私は思います。」

 いや〜、確かにこれはテキストにゃ書けない。
執筆者と講演者が違うのが「画期的試み」って
こういうことだったのね!なんだかちょっと
ドキドキした。私の中の「心の渦」が逆巻いた
気分。これって、何コンプレクスかしらね。

 

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2013年10月19日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

サクセスフルエイジング

 サクセスフル(successful)とは、「成功した」とか「好結果の」
という意味である。エイジング(aging)は、「年をとる」こと。
つまり、「首尾よく年をとる」という感じであろうか。
日本では、「幸福な老い」とか、「満ち足りた老年」などと
訳されているようだ。

 社会心理学では古くから考えられている概念だが、
高齢化社会が進むにつれてとみに注目を集めるようになってきた。
私にとっても、これからの介護分野での仕事に役立ちそうだし、
何より自分自身がその只中に身をおく課題でもあるので興味を引かれ、
幾つか研究論文を読んでみた。

 随分沢山の研究がなされているのに驚いたが、その大半は
介護の世界ではお馴染みのQOL(quality of life;生活の質)
の概念と絡めて論じられている。単に悪いところやできない
ところを補足するような介護ではなく、その人の生活全般の
質を上げるような介護をしなければならない、との指針は既に
唱えられて久しい。しかし「生活の質」という概念は、なかなか
捉えるのが難しい。 QOLには、客観的な側面だけでなく
主観的な側面もある。様々な尺度が開発されているが、それを
数量化してその全容と共通項に迫るのは簡単ではない。

 心身の健康や生活環境の整備は客観的次元で測定できるが、
主観的側面、いわば心理的な満足度をどう測るかである。
SWB(subjective well-being;主観的安寧)の指標がそのために
利用され、LS(life sutisfaction;生活満足)、PA(positive
affect;ポジティブな感情)、NA(negative affect;ネガティブな
感情)などがその下位指標として使われている。

 サクセスフルエイジングを実現するには、QOLを保つことが
必須の条件であるとも言える。だがサクセスフルエイジングに
焦点を当てて、その辺りをもっと詳しく調査した研究によると、
事はそう簡単ではなさそうである。

 確かに客観的に負の要素と思える「病気」や「孤立」、
「経済的な困窮」などは、主観的満足度にもマイナスに働くようだ。
だが、客観的にプラスの要素が、主観的満足度と正の相関がある
とは限らない。まあこれは、いくら恵まれた環境にあるように
傍からは見えても、当人は幸福とは限らないという例はいくらでも
あるから、分からないでもない。しかし、どうも幸福感の鍵を
握るのは、その人の持つコンピテンス/ライフ・スキルらしいのだ。

 とはいえ、幸福感とコンピテンス/ライフ・スキルとの関連を
詳細に調べた研究データは、かなり複雑な様相を示している。
例えば「孤高」「マイペース」「個性が強い」といった「社交性の低さ」
を物語る要素は阻害的に働く。しかし「積極的親密性」や「親和性」
といった社交的な能力もまた幸福感を高めず、むしろ阻害している
という結果が出ている。また、「アスピレーション」「ノーティー」
などの一見ポジティブな要素にも阻害的な一面があることを
明らかにしている。

 幸福感と明らかに正の相関が出ているのは、「目標設定」「体力」
「自分を大切にする」「支援(家族外)資源」「自己統制」「手先の器用さ」
「折り合い」「ストレス処理」などである。これらは経済的豊かさ
よりも幸福感を左右するスキルであるという。幸福感を育むには、
「野心」より「自分なりの目標」、「社交性」より「折り合い」、
「家族資源」より「家族外資源」、「気まま」より「自己統制」が
大事といったところだろうか。

 もともと「幸福感」などという曖昧なものを数値で測ろうとすること
自体に無理がある、と思われる向きも多いだろう。人間にとって
「不幸」は定型だが、「幸福」は千差万別とも言われる。外的な条件や
能力の他にも性格や思想、感じ方など様々な要素の影響もある。
「サクセスフル」な年の取り方を探るのは存外に難しそうだ。



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2013年10月12日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

支援を呼ぶバッグ

 CSNが応援しているデザイナー、三浦恵さんのバッグが
今週初めから開催された渋谷ヒカリエの展示会に出品されている。
何人かの若手デザイナーの作品を一同に集めて展示販売する
イベントで、三浦さんはTシャツ糸で編んだ大小のバッグや
コースターなどを出している。

 並んでいるのを見ると色とりどりでとてもきれいだ。
彼女は「Meg Miura」の名前で洋服なども手掛けているが、
今回はこのバッグのために新たなブランド「Teeborn」を
立ち上げたのだという。

131011ヒカリエ展示会㈰.gif


 
 作品の傍らのパネルに、糸を作っている作業所や当CSN
での編み作業の様子が掲載されている。様々な人々の協力が
結集した作品であることが分かる。

 三浦さんは今後このブランドを広く展開していきたい
意向を持っているようだ。となると、もっと糸づくりや
編みをやってくれる人を開拓する必要がある。作業所や
CSNの会員さんに頼るだけでは、これ以上の量産は難しい。
訓練施設の作業トレーニングや自宅内就労などの一環
として広げていける道を探っていこうと思っている。


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