添いたい気持ちはやまやまなかなりんではありますが、何せ
昨日から出ずっぱりで、ゆっくりパソコンの前に坐っている
暇もなく、今日も出先で書いているという有様。
昼飯も食ってない。お腹すいた〜!!
今週は何故か外出する仕事が重なっているのです。その一つ
に「生活保護申請時の付き添い」というのがありました。昨日の
午後です。CSNの会員さんで、派遣から正社員への転職を果たした
ものの、重責とオーバーワークに疲れ果て、精神のバランスを
崩して、ついには退職せざるを得なくなってしまった、一人暮らし
をしている30代の女性です。
申請時の付き添いは以前も数回したことがありますが、
自治体によって手順や期間が違ったり、よく言われるように
窓口の担当者によっても速やかにできるかどうかの差がでます。
その会員さんは、1ヶ月ほど前に最初に相談に行ったときの
担当者から「まだ働けるんだから、頑張れ」と言われ、ろくに
相談にのって貰えなかったとかで、とても嫌な思いをしたそうで、
そんなこともあって「一緒に行って」と頼まれました。
今回は、彼女が電話で担当者を変えてくれるように言ってあった
ので、違う人が対応してはくれたものの、お金が出るまでに何と
2週間もかかるというので、以前の経験からその場で出ると思って
いた私はびっくりしてしまいました。事前に「持ち金があると
申請できない」と言われていた彼女は、もう所持金が3000円足らず。
「2週間もこれでどうしろと言うの〜」。言ってみても「そういう
決まりですから」の一点張り。全く役所ってとこは!
彼女だって好き好んで生保を申請しているわけじゃあないのです。
転職してまだ半年の彼女にはろくに有給休暇もなく、どうにも働く
ことができなくなって、まずは頼ろうとした「傷病手当金」は、
最低1年の勤続が必要だと判明。それに加えて悪いことにちょうど
その頃、今まで6ヶ月勤めれば支給された雇用保険が、「同じ事業所に
1年勤続のこと」と条件が変更され、これも使えなくなってしまった
のです。
「既存のセーフティーネットというのは、社会の枠組みのなかで
ちゃんとやってきた人しか使えないようにできてるって、つくづく
思い知らされた」とは、彼女の嘆息交じりの感想です。
本当にそうですね。この頃しきりに行政が繰り出す支援策と
いうのも、結局は「枠から外れた人を何とか枠の中に戻す」
ことが目的で、「枠の中には戻りたくない」なんてたわごとは、
「勝手に言ってくれ」っていうスタンスが透けて見えます。
さて、生保申請は様々な書類の提出、預金通帳の点検、付帯条件の
確認などで2時間余を費やしました。それに、ケースワーカーとの
面接日が大分先になることや、今彼女は無保険状態なのに、
医療費援助の申請が生保申請が受理されてからしかできないとか、
「何で、何で?」のことばかり次々に出てきて手間取りました。
何故か最後に「これで2週間何とかしのいでください」と7000円
の現金を渡されました。「え?2週間で7000円?」とこれまた
びっくりし、「その金額の根拠は何?」って聞きたいところだったけど、
次の予定があってそれ以上時間がかけられないので引き上げました。
役所を出たときは、二人とももうぐったり。2週間後に無事申請が
通ることを願うばかりです。
さあ、大分遅くなっちゃったけど、昼飯食って、また仕事だあ〜!
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