2006年05月12日


男N <男Nのニートからの旅立ち>

釜本邦茂の哲学

前回に続いてサッカーネタ。
それでも今の自分にフィットするような話題がいいと思うので、
日本サッカー史上最高のストライカー、釜本邦茂について。

もし戦後日本のサッカーと野球の人気が逆だったとしたら、
釜本邦茂と長嶋茂雄の立場も逆だったかもしれない。
実績はもちろんだが、それくらいキャラクターも強烈な人物。

僕がゴールデンタイムにサッカー中継を見たのは、
確か釜本邦茂の引退試合が初めてだったと思う。
「ペレが参加するなんてすごいことですよ」と、実況アナウンサー。
本当にすごいことだとわかるのはもっと後になってから。
まだプロリーグができるなんて夢だった時代。

そんなわけでリアルタイムでは一度しか見たことがない。

彼に惹かれる決定打になったのは、
引退後の数々の魅力的(?)な発言である。

「ゴールマウスの2m44cmよりシュートが高くいってまうヤツ、
 ラグビーやりなさい。」
とあるサッカー討論番組で、ストライカーについて語っている時の発言。
失笑が漏れる客席を振り返り、
「いや、ほんまやねんて。」
と言っているところをみると、本人はおおいに真面目らしい。

この手の発言は多く、とあるスポーツライターの、
「日本代表の決定力不足を解消するにはどうしたらいいでしょう?」
との問いに、
「腹筋鍛えろ!」
と答えたとか。
腹筋を鍛えれば上体が仰け反らず低いボールが蹴れるとのこと。

こんなふうなネタには困らない人なのだが、
現役時代は(おそらく今も)自分にも他人にもかなり厳しかったとか。
練習中に味方のセンタリングが1メートルもズレると反応しない。
試合では反応するらしいのだが、
そのために無理をし怪我をしてしまったのが引退の原因だと、
冗談のように語っている。

彼の考え方はごくシンプルで、
まず目標があり、そこに至る過程がある。
そして目標に達するために過程を練習をする。
もし目標を達成できなかったときは・・・
もっと練習する!

孫子の兵法のような明快さ、そしてそのことの難しさ、尊さ。
ゴールを決めることを唯一最大の目標とする、
ストライカーらしい哲学である。

「ストライカーは一回中盤でボールをはたいて、
 二度目にもらったときにはもうシュートや!
 それでハズしてもええやないか。」

近い目標に向かってシンプルに生きる。
このところの僕はそんな感じがする。

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