2006年05月10日


男N <男Nのニートからの旅立ち>

ストイチコフの意思

たまにはサッカーのことを書こうと思う。

僕にとってのアイドルの一人が帰ってきた。
キリンカップで日本代表と対戦する、
ブルガリア代表チームの監督として。

フリスト・ストイチコフ
「彼の左足にはチタンが埋め込まれている」(金田喜稔 談)

彼がバルセロナで活躍していたとき、
稀代の名将、かのヨハン・クライフが監督だった。
同じFWのポジションにはリネカーがいた。

「典型的なストライカーは必要なかった。
 欲しかったのは意思が強く、
 独りでボールをゴールまで運べる選手だった。」

そうクライフに言わしめたストイチコフのプレーは、
時に独善的であり、問題児扱いされたこともあったが、
目標へ向けて最短距離を突き進む明確な意思があった。

94年のW杯アメリカ大会。対メキシコ戦。
ブルガリアが攻め込まれ、敵味方のほとんどが自陣にいる場面。

ボールがハーフウェーライン付近にいたストイチコフに出た。
彼は何の迷いもなく敵陣に向かってドリブルを始めた。
必死に食い下がるDFを右手に引き連れながら、
左足でボールを持ち、一直線に、あっという間に、
反応速度では世界でも随一の名手カンポスの待つゴール前まで来ると、
おそらく唯一のシュートコースであり、
GKも備えていたであろうゴール左上隅に、
素人では視認できない何かを突き刺した。

ゴールの中でくすぶっているボールと、
ストイチコフの怒っているようなガッツポーズを見て初めて、
一連のスペクタクルが完結したことを知った。

意思あるところに道は開ける

ちなみにこのとき、僕は大学生。
「浪人も留年もしなければ今頃社会人だったのにねえ」
というような友達との会話を覚えている。

意思ないところに道はないのヨ〜ン♪

あれから十余年。
ようやく労働デビューをしようかというところまで来た。
他愛のないブログのようにも思えるが、
ストイチコフのような意思を持ったつもりで、
書ききってみた。

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posted by CSNメンバー at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0)
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