昨日、先生のカウンセリングを受けた後に決めた。
私は彼を「彼自身」としてではなく私の都合の良いようにねじ曲げた
「彼」として見ていた。
今までの失敗と同じように相手を美化して見ていた。
かっての私であれば、とっくに思いをぶつけていた。
そして相手に受け入れてもらえず、「やっぱり私はダメなのね」と
いうことになって終わっていたと思う。
今回はそうならないように気をつけていた。
注意しながら相手のことを思っていた。
それが余計に辛かった。
無意識の中では「やっぱり私はダメだ」と思いたい自分がいる。
一方で、そうはさせまいと意識する自分もいる。
彼から離れたいけど離れられない状態が続いて、自分でどうして良い
のかわからなくて苦しかった。
昨日先生と話したのは、彼を思い続けることで私は 「NOT OKな自分」
であることを確認しようとしているということ。
その先には「やっぱり私はダメだ」という結末が待っているという
こと。
結局私は無意識にそういう相手、つまり「私はダメだ」と思わせて
くれる相手を選んでいる。
また先生とは「彼は私の気持ちを受け入れないだろう」ということも
話した。
私は「もしかしたら私の気持ちを受け入れてくれるかも」という淡い
期待を抱いていた。
ただ、冷静になって振り返ると、彼はいつも私から逃げていることに
気付いた。
そういう出来事がいくつもあった。
だけど私は今までそれを「逃げている」とは思っていなかった。
思いたくはなかった。
「照れている」とい うように自分の都合の良いように解釈した
かった。
でも私が思いをぶつけたら、彼は間違いなく、するりと逃げるだろう
と思う。
今までの恋愛パターンがそうであったように。
何故なら私は「逃げる人」を選んでいるから。
そのことに気付くと彼に対する思いが少し冷めた気がした。
その日は、カウンセリングの後、友達何人かと一緒に彼と会う機会が
あった。
いつもより冷静に彼を見れた。
「私が思っているような人じゃない」と思えた。
そして「ああ、もういいや」と思えた。
このまま思い続けて、気持ちを伝えるだけのパワーを彼にかけること
は出来ないな、とその時思った。
そうするくらいなら、別の人と出会うことにパワーを使いたいと
思った。
だから私はもう彼のことを諦める。
ただ、これからも会社では顔を合わせるので、また引き戻されること
もあるかもしれない。
だけど、今回下した決断を大事にしたいと思う。
「OKである自分」を大事にしたいと思う。
自分がOKでいることの方が、彼を好きでいることより私にとっては
ずっと意味がある。