彼女とは私が福岡で働いていた時に、共通の友人を通じて知り合っ
た。
その後、私が東京に転勤になり、彼女も群馬に転勤になったので
二人で関東で遊ぶようになった。
そういう意味では不思議な縁で繋がっていると思う。
彼女の結婚相手は会社の同僚で、私も一度飲みに行ったことがある。
二人が付き合い始めるきっかけ等を、当時彼女から聞いていたので、
今回そのエピソードが披露宴で紹介されると「そうだ、そういえば
そんなことがあった!!」となつかしく感じた。
披露宴の私の席には彼女からのメッセージカードがついていた。
彼女が一人一人に向けて書いたものだった。
その中で「一緒に遊びに出かけた時、わがままを 言ってごめんね」と
いう言葉があり、びっくりした。
だって、それは私が彼女に伝えなきゃと思っていた言葉だったから。
関東で二人で何度か遊びに行った時、意見の食い違いなどから、
きついことを言ったりして、気まずくなることがあった。
それがわだかまりとなり、彼女とあまり連絡を取らなくなったような
時期もあった。
後から冷静に考えると、つい感情にまかせて言ってしまったと反省す
る部分もあり、謝らなきゃ、とは思ったものの、なかなか言い出せず
に今まできていた。
だから、そのメッセージカードを見た時、「それは私の言葉だよ!」
と思うと同時に、何だかとてもうれしくなってしまった。
「なんだ、結局二人とも同じようなこと考えていたんじゃない」って
思っておかしかったから。
披露宴での彼女は堂々としていた。
私は彼女の芯の強さを改めて感じた。
両親への手紙を読む時、彼女は真っ白な紙を皆へ向けてこう言った。
「手紙は実は白紙です。今日この場で感じたことを伝えたいと思った
から」と。
そして両親へむけてこうも言っていた。
「高校に入る時も、群馬に行く時も、そして今回の結婚も両親に相談
する時には自分の心は決まっていて、絶対に譲らなかった」と。
そうなのだ。
彼女は自分の道を選ぶ強さと、それを貫き通せる強さを持っている。
そんな彼女とだから私はぶつかったんだろうと思う。
今回の結婚式でそんな彼女の一面を改めて認識出来たし、同時に尊敬
もした。
私のこのブログを見てくれているという彼女。
今度からは旦那さんと一緒に見てね。