一言で感想を言えば、「やって良かった!」。
みよみよの愛称でファンも多いトレーナーの岩井美代子さんとは、ともに三鷹市社協の精神保健相談を担当する仲。この相談は、一週間に2日行われていて、もともと私のカウンセラー仲間が2日とも担当していたのですが、彼女から私が受け継ぐことになったとき、2日とも私一人でやるのは無理だったので、二人で分担することにしました。
それでくしくもグループワーカーの二人が同時期に入ることになったというわけで、不思議な縁を感じます。曜日が違うので普段は顔を合わせないのですが、数ヶ月に一度はどこかで会って食事をしながらいろいろな事を語り合っています。以前このブログにも書きましたが(こちらとこちら)何回か休日を一緒に楽しんだこともあります。
今回のワークもそんな食事の席の話から生まれました。二人が相談を担当してからもうかれこれ5年も経つんだから、何か一緒にやってみたいねぇ、とどちらからともなく言い出して、それじゃコラボレートの前に交換グループワークみたいなことをやってみようか、ということになり、それじゃあまずはみよみよから、ということで、企画が進みました。
アサーティブトレーニングは、サンプラザ相談センターでも何回も開催され、私もファシリテーターのお手伝いをしたことがあります。以前はアサーショントレーニングという名称で行われていたこともあり、こちらは様々なワークシートを使いました。
アサーティブジャパンが開催するワークに参加したこともあります。みよみよのワークは是非一度体験したいと思っていました。
本当によい機会を持つことができました。
何回ものアサーティブトレーニング体験を経て、今回参加して感じたのは、ワークというのはファシリテーターによってこんなにも違うものか、ということです。勿論メンバーによるところも大きいのですが、ファシリテーターの醸し出す雰囲気や力量がそのワークの質を左右するのは否めません。その点でみよみよのワークはさすがと思わせられるところが随所にありました。
その大元を辿れば、多分みよみよの柔軟で深みのある人間性に行き着くのだと思います。彼女は決して「アサーティブは素晴らしい」とは言いません。「アサーティブであることがあなたを助けることもある」という言い方をします。
私もTAのワークをするときは「TAはただの道具に過ぎません。使い勝手がいいと思ったら使ってください」というような言い方をします。それは、「完全なものなどどこにもない」ということが身にしみているからです。そういう実感があってはじめてファシリテーターである自分の不完全さを許し、メンバーである他者の不完全さも抱き取ることができるのだろうと思います。
最後に参加した方々の声をいくつか書き留めておきます。
○…自己尊重は日々意識しないとできないと思っていましたが、今日はそれが自分のなかにあるのを見つけることができました。だめな自分でも、それもありというふうに認めて、ゆっくりとやっていこうと思います。(40代女性)
○…とても楽しかったです。グループで話をしていて、最近日常のなかで人を実感できるコミュニケーションが余りなかったんだなあと気づきました。(30代男性)
○…ちょっと体調が悪くて参加を迷ったのですが、来てよかったです。グループの雰囲気がよく、リラックスして参加できました。(20代女性)
みよみよに感謝!そしてアシスタントのSさん、参加者の皆さんありがとうございました。
↑ブログを読んだらクリックしてね!