2007年05月07日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

連休の過ごし方

 長いようで短いもの、汝の名は連休なり・・・
というわけで、あっという間に過ぎ去ってしまったゴールデンウィーク。
昨年と同じようにどこにも出かけずに過ごしました。
まぁ、飛び石でカウンセリングが入っていたりもして、完全な連休というわけにはいかなかったということもありますが。

 朝は心ゆくまでだらだら過ごし、昼間はお菓子をつまみながら本を読み、夜はたまっていたビデオを見る。おゝ、素晴らしき哉、こんな生活!

 誠に生産性のないこと夥しい日々でしたが、こんな生活だからこそできる思索というやつもあるのです。例えばかなり前に買って未読だった「差別原論」(好井裕明著・平凡社新書)という本を読み、余りにも真っ向勝負な著者の姿勢に感動する心のどこかに微かに感じる違和感、果たしてこれは何だろう、とか、ビデオで野田秀樹の「ロープ」を観て、暴力の種はどんな弱々しい人のなかにもあるものなのではないか、弱々しく見える人ほどその種子は大きく膨らんでいるのではないか、とか、終始嘆きと独白に彩られた蜷川「オレスティス」に、こういう芝居に辟易した感じを抱くのは自分の変化なのか、とか、「母親殺し」の重圧は、息子と娘のどちらにとってより大きいのか、とか、「エレクトラコンプレックス」ってホントのところ何なの、とか。

 はっきりした答えが出るわけでもないこんな問いをぐるぐるさせながら、ボーッとしているのもたまにはいいものです。それに連休最後の夜は、毎年恒例「平井光一バースディーライブ」に行き、日本有数のミュージシャンたちの演奏を満喫しました。

 以前にもご紹介したように、平井さんは当NPOの特別PC担当顧問。このHPの管理や会報の制作にはひとかたならぬお世話になっています。それで例年のこのライブにはいつもお邪魔しているのですが、今年はとりわけ素晴らしかった!特にドクトル・ヌモトとのアコギのコラボは絶品。それこそ息もつかせぬほどの技の連発。アンコールで演奏した「地中海の舞踏」にはナダソウソウのかなりんでした。音楽にこれほど心を揺さぶられたのは初めてです。

 振り返ってみれば、結構充実したGWだったじゃありませんか。
さあ、気を入れ直して今日からまた仕事です。
 
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posted by CSNメンバー at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0)
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