2006年02月22日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

地域の相談活動

 毎週水曜日は三鷹市社会福祉協議会が開いている「こころの相談室」で仕事をしています。前年度までは「精神保健相談」という硬い名前だったのですが、今年度からなじみやすい名前にしようということで前記のように変わりました。前任者から引き継いだのが5年ほど前なのですが、それ以前から来ていらっしゃるクライエントさんも何人かいらっしゃいます。毎週火、水の二日間、一日2枠しかないので予約はすぐ満杯になってしまいます。以前は他に「法律相談」や「心配事相談」というのも開かれていたのですが、数年前に相継いで廃止になってしまい、今は「こころの相談室」だけが生き残っているという状況です。どこも「福祉」に関しては厳しくなっていますね。それに以前は三鷹市以外の方の相談も受けていたのですが、今は市内在住の方に限定されてしまいました。無料相談なので仕方がない面もあるのですが、条件も厳しくなってきています。

 NPOでは昨年から埼玉県の騎西町の「女性相談」も受託していて、今年から私が担当しています。会場の女性会館は広々としたロビーやホールを備えてとても立派な建物です。渋谷にもこういう会館があったらなぁ。。。と行くたびに羨ましく思います。こちらは月に2回、1回3枠の計6枠なのですが、なかなか満杯にはなりません。せっかの機会なのですから、もっと利用して欲しいな、とこれも行くたびに思うことです。

 どちらも行政や福祉法人が開いている無料の相談なので、「1人を長く継続するよりなるべく多くの人に利用して貰いたい」というコンセプトがあるようです。カウンセリングというとどうしてもケースによっては長引くものも出てきてしまうのですが、主催側の意向も汲んでなるべく新規の方に利用して頂けるように「新規枠」を設けるなどの努力をしています。

 「福祉」に於ける相談は、とにかく予算が継続することが第一です。実施していることの「意味」がうまく伝わらずに廃止されてしまうのは、なんとももったいないですからね。納得して予算を組んで貰えるように、こういう「地域での相談」の在り方も、カウンセラー自身がもっと考える必要があると思います。

 それにしても、この間の「渋谷フォーラム」で谷口さんも言っていたけど、地元からはちっともオファーが来ませんねぇ。谷口さんは20年も福祉活動をしているのに、お呼びがかかったのはあのフォーラムが初めてなんだそうです。2年ちょっとのNPOじゃまだまだってことですかね。港区では1年目からいろいろ協力してくれたのに…と、かなりんらしからぬ愚痴になってしまいました。

 いいのさ、私には三鷹も騎西町も横浜も川崎もついてる。渋谷なんて当てにしないでやっていくのさ。フンッ!(←どこかで見たことある?)
posted by CSNメンバー at 21:14 | Comment(0) | TrackBack(0)
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