というわけで渋谷のビッグカメラまでわざわざ買いに出かけたのに、どこにも見あたらない。店のお兄さんをつかまえて尋ねれば、何と「もう電気ストーブ類は一台も残っていません」というつれないお言葉。ひときわ厳しかった寒さのせいで暖房具が売れに売れ、早々に品切れになってしまったということらしい。あるのはでっかい石油ストーブだけ。大手メーカーの不良品で事故が起こったことも皆が電気に走った一因らしい。
地元の小さな電気屋さんも廻ってみたけど結果は同じ。まあ、もう少しの辛抱だから諦めるか…と思いかけて、「いや待て、通販ならあるかもしれない」と思い直し、家にあるカタログ何冊もひっくり返して遂に見つけた!「トイレ用消臭ファンヒーター」。ビッグカメラに比べるとちょっと高めだけど、消臭までしてくれるなんてまさにおあつらえ向きじゃん。それでも電気ストーブひでりは通販まで及んでいるかもしれない。恐る恐る電話してみたらあっさりOK。「5日後にお届けします」ということにあいなった。万歳!!
こんなことなら何もはるばる(でもないか)出かけていくことはなかった。おまけに電気屋のお兄さんは「メーカーも在庫がないし、もうどこにもありませんよ」というご託宣までしてくれたのよ。うっかり信じこんでたら、あと一月余りも寒いトイレで我慢するはめになり、またまたジヌシに逆戻りなんてこともあったかも。
「その場の状況や人の言うことに惑わされず、運命は自分で切り開こう!」
今回のストーブ騒動から得た教訓です。いやはや…。