2005年10月13日


かなりん <カウンセラーかなりんの遊々随想>

ワールドな人々・その2

お待たせしました!(待ってる人がいると信じて…)「ワールドな人々」の続編です。
その人の名は、ジャーン!だれあろう、かのご著名な神田橋條治先生でございます(何故か丁寧な言葉使いになる私)。
去る10月某日、友人に誘われて、講演会に行って参りました。それもはるばる千葉まで。私は、ご尊顔を拝するのは初めてなのですが、誘ってくれた友人は、何ともっとはるばるの鹿児島まで飛んでいって、先生の医院で行われている診察に陪席しちゃうほどの熱心さ。ぎっしり埋まった会場の人々もきっと熱心なファンなのでしょう。
さて、講演会はあらかじめ提出された質問に先生が答えるという形で進められたのですが、もにゃもにゃと呟くように発せられるそのお言葉、独特の神田橋節とでもいいましょうか、なかなかの名文句があちこちにちりばめられておりました。その中から、特に印象に残ったものを幾つかここにご披露致します。

・曰く「人格障害はただのマイノリティー。天才的なスポーツ選手もノーベル賞を貰ったりする人も皆マイノリティーだから人格障害ってことになるね」

・曰く「PTSDにはね、精神科の薬は効かないから、漢方薬がいいの。ツムラの××番と××番を朝夕一緒に飲むとフラッシュバックが大分治まるの」

・曰く「真のカウンセリングはね、集団カウンセリングです。個人カウンセリングは、集団カウンセリングができないときやむを得ず行うもの。個人のなかの集団に会っているわけだからいわばバーチャルなんです」

・曰く「集団カウンセリングが理想的なのに何故広まらないかというとね、集団が苦手な人ばかりがカウンセラーになるからなの」

最後のところは、思わず「ギャハハハ」と笑ってしまった私でございました。会場見渡して、ほんと、みんな集団苦手そう…と改めて感じ入ったりした次第。

木村先生とはまた違った意味で、ワールドな方でございましたよ。あ、それから因みに先生はそのご著書のなかで「『心の病気』というのはよくない。全ては『脳の病気』なのだ」とおっしゃっておられます。治すためには「脳の養生をする」、これがこつなのだそうでございます…。と、また最後も丁寧になってしまったところで、今日の日記ひとまず打ち止め。
次のワールドびとの出現を楽しみにしたいと思います。
posted by CSNメンバー at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0)
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