まだ引っ越しが完了せず、椅子の上に置きっぱなし。
その前に立膝で座ってキーボードを打ってる。
何か落ち着かないけど、もう少しの辛抱。
とにかく今にも飛んじゃうんじゃないかというドキドキストレスからは
しばし解放された。
ところでこの新PC。
ワイファイとかいうよく分からないもので動いてるらしい。
今までの光の線は御用済み。
手のひらサイズの四角いルーターひとつで事足りてしまう。
携帯電話のPC版っていうか、スマホのでっかい版っていうか。
んじゃなくて、スマホがPCのちっちゃい版?
まあ、何でもいいか…。
出向いた渋谷の量販店でいろいろと見て回った。
以前は高価で手が出なかったノート型がずいぶん安くなってる。
おまけにプロバイダーを乗り換えれば5万円もの割引があるという。
ルーターは1円だって。
え、そんなに安くていいの?
初期のころの携帯とか、今のスマホの通信料の争奪戦みたいなもんか。
店員に呼ばれて通信会社の人らしいお兄さんがいそいそと飛んできた。
2年は解約できないんですがいいですか?
いいけどその間に死んじゃうかもしれないじゃん。
いえ、それは…まだお若いですから…
なんてやり取りも交え、面倒くさい通信費システムの説明を聞いたけど、
半分以上は上の空。
購入終了までざっと1時間余。疲れた〜!
わざわざレジまでついてきてくれたお兄さんは、契約成立で嬉しそう。
聞けばこの量販店の社員ではなく、通信会社からの出向で、
朝10時から夜10時までの12時間労働。もしかしたら給料歩合?
この店の店員さんも含めて、皆オーバーワークを強いられてるんだろうね。
このPCは東芝ブランドだけど、工場は途上国にあるのかもしれない。
そうじゃなくちゃ、こんな投げ売りみたいな値段で売って割が合うはずがない。
こうして日本国内の工場の雇用はどんどん縮小され、激化する通信機器販売合戦は
末端の派遣社員や非正規労働者の過酷な長時間労働で支えられているのねえ。。。
消費者としてはモノが安く買えるのは嬉しい。
しかし、手放しで喜んでいていいのか?
PC一つの買い物にも、今の日本の経済のからくりが透けて見える。
こんなことを続けていたら、しわ寄せは全て経済弱者にくる。
少しでも安いものを買いたい消費者としての自分が、
市場主義に翻弄される労働者としての自分の首を絞めている。
何か月か前にネットで3,000円代のプリンタを買ったときにも
同じような気分になった。
5万円引き高性能PCへの複雑な思いもしばらく消えそうもない。
それでもさくさく動くPCはいい気分♪
ほんと、人間ってスプリットしてるよね。
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