この暑さで若干夏バテ気味。
そんな中、東京芸術劇場へ「ザ・キャラクター」を
観てきた。
宮沢りえ主演、野田秀樹演出。
新興宗教にハマリ、その後行方がわからなくなっている
弟を探しに、宮沢りえが教団に潜り込む。
弟は既に殺されているのではないかと疑いをもっていた
のだけど、実はその弟が・・・という内容。
日経新聞に、今回の宮沢りえの演技は語り草になるだろ
う、といったことが書かれていたけど、確かに圧倒的な
存在感を放っていた。
これまでテレビ等で見てきた宮沢りえとは違いすぎて、
「本物?」と思ってしまうほど。
2時間の内容は、最初は笑いで観客を引き付けながらも、
次第に明らかになる教団の深刻な実情に、笑ってはいら
れなくなる。
劇中の教団は、オウム真理教をモデルにしている。
教祖や、教団幹部などの幼さというものを、終始えぐり
だしていたように思う。
重いテーマで、観た後は疲れたけど、観てよかったと
思える作品だった。
今までみた演劇の中で(そんなに観てないけど)、一番
よかったかも。


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