私が東京に来て最初にお世話になった町です。
住み始めて2年目のこと、
駅から歩いて5分ほどのマンションの1階に
バーがオープンしました。
その場所がちょうど駅から自宅へ向かう道の途中だった為、
私はオープンから程なくしてその存在に気づきました。
毎日のようにその店に目をやり、
カウンターのお客さんやバーテンダーさんの動きを気にし、
「入ってみたい」という思いを強くしていきました。
そしてある日、
そのガラスの扉は開かれました。
それから10年。
その店はまだその場所にあり、
私の帰りを待ってくれています。
千歳烏山に引っ越して以来、
聖蹟在住だった頃と比べると
行く頻度は減りましたが、
今でも折をみて訪れています。
昨晩もまた、
あの座り心地の良い椅子に
身を任せてきました。
ドラフトギネス、
ハバティーニ、
ジン・アンド・イット、
マッカラン12年、
スプリングバンク25年、
デザート替わりのグラスホッパー。
その後、
更にビールを1杯御馳走になった上に
カクテルコンペ用の創作カクテルを試飲して
一しきり盛り上がった後、、
ようやく席を離れました。
たまたま同じ時間に居合わせた
昔なじみのお客さんとも旧交を温め、
本当にすばらしい時間を過ごすことができました。
帰る場所があることがこんなにも素敵なことか、と
改めて感じた宵でした。
そんなBar Unknownが
いつまでもそこにあり続けることを
願ってやみません。
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