四角い箱に丸いスチール缶が2缶。10p大の赤色缶と肌色缶。
蓋の表面には菊と桐の紋がデザイン化されて、明治神宮と中央に
書かれている。
赤い缶は「梅ぼ志飴」で、肌色缶は「黒飴」と書かれていた。
納得いかないのは、この「梅ぼ志飴」だ!!
今週火曜日、シティサイクルで明治神宮へ行った。
丸子橋を渡り神奈川から原宿へ・・予想以上に時間が掛かり、目標を
1時間も遅れ、着いたのが午後4時。
老若男女、大勢の人で混雑し、境内では様々な屋台が立ち並ぶ中、会社
帰りの新年会でもやっているのか?楽しそうに酒盛りしている人達で賑
っていた。月曜日に行った成田山に比べ圧倒的に若年者が多い。
色々並ぶ、お土産の品々の中から栄太郎飴に目が留まった。
懐かしい缶と独特な飴の形に、つい惹かれ買う事にした。
午後5時半閉門となり、薄暗い中、懸命にシティサイクルを漕ぎ家路に
着いた。帰宅時間の目標時間は午後7時半。
しかし、悲しいかな・・道に迷った。よくぞここまで迷うか、という位
迷った。何と行きの倍近くかかり、帰宅したのは午後10時。
夫の「良くご無事で!」という冷やかしの言葉と暖かいニヤッとした笑
顔が待っていた。尽かさず、地図を広げて自分の辿った道を調べてビッ
クリ!3種の私鉄沿線上を見事にジグザグ!自分に呆れた!
そして赤色缶を開けた。エッ?全部、赤い飴の筈が・・7割が、べっ甲色
で3割が赤色。何かの間違いか?入れ間違いか?何か損した気分だった。
夫に訊いてみた。「ねえ!梅干し飴なのに何故べっ甲色なんだろうね?」
夫曰く「青梅があるから、そんな色なんだよ!」
そして私は、べっ甲色飴をパクリ。夫は赤色をパクリ。
そして同時にエッ!?なんだ〜?ただのべっ甲飴じゃないか〜!
よくよく見たら「梅ぼ志飴」と書かれていて、自分の勝手な思い込みは、
「梅干し飴」・・帰ったら梅干し飴を食べようと暗い道を頑張ったのに!
あまりのショックで納得がいかない!何て紛らわしい名前なんだろう。
お風呂に入りながら考えた。こんな思い込みをするのは私だけ?
ネットを開いた。ウッシッシッ、イタヨ、イタ、イタ・・似た様な人が。
「栄太郎飴の梅ぼ志飴は何故梅干しの味がしないのだろう?」という質問。
それに対する答えとして・・色が赤く、形は切り口を指で摘むために表面
にシワが寄ることから、酸っぱい漬物の「梅干し」に似ているとして名付
けられ、酸味とは正反対の甘い飴に、敢えて「梅ぼ志」と称したところに、
江戸っ子の洒落と機智が感じらる・・とあった。
今の時代に在って、江戸っ子の洒落と機智なんて、どうでもいいじゃないか。
それどころか益々、梅干し飴を食べたくなってしまった私の気持ちを、どう
してくれるのさ〜。
でも、黒飴もべっ甲飴も非常に懐かしく美味しかった。
夜空の星と夜景も美しく、明治神宮は厳かだった!
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