2009年10月09日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

石段と銀杏

私の一日は、急勾配の階段を一気に駆け上がって、ゼーゼー肩で息をする事
から始まる。都内に在る職場に出勤する為に、自宅から最寄りの駅まで、一山
歩いて越えるなんて言えば、皆、ビックリする。

しかし、一山と言っても某有名私立大学のキャンパスが高台の上に広がっている
という感じなので、高さ的には低い。
とは言っても、深い緑の樹木で覆われ、石段はクネクネと曲がりながら100段位は、
ある。自宅から山の麓まで、徒歩10分。麓から石段を駆け上り、最寄りの駅まで
10分。100段の石段は2分位だろうか?かなりの運動量で、階段の途中で休み休み
上って行く会社員もいる位に、息が切れる。

見栄を張りたい私は、その階段を一気に駆け上がり、会社員や若い男性を後から
追い越す事に、結構、馬鹿馬鹿しいエネルギーを費やして優越感に浸る。
又、かなり急勾配の石段は、気圧の変化と言えば大袈裟だが、最上段を上り終
えた後の息苦しさは半端無く、ゼーゼーと肩で息を10回位は吸いたくなる。
しかし、又、ここで見栄を張りたくなり、2回位、深呼吸したら軽く走って駅に
到着する。夏は結構、汗をかき化粧が落ちる。

台風開けの今日、石段を駆け上ると久々に富士山の頂上がクッキリと頭を雲の上
に出していた。もう嬉しくて嬉しくて!春以来の清々しさだった!
冬は雪の積もった富士山見たさに、必死で階段を駆け上る。一瞬にして見えなく
なるから、見えた時の感動は凄い。

大学のキャンパス内には桜の樹や多種の樹木が生い茂り、見事なイチョウ並木が
駅まで続く。
昨日の朝は、雨と風で、銀杏が足の踏み場も無いぐらいに落ちていた。仕事を終
えてキャンパスを通ったら、割り箸で銀杏拾いをしている人達に出会った。

幼稚園生位の子を連れたお母さんもいて、微笑ましく思いながら昔、栄養士の友
人が言っていた言葉を思い出した。

銀杏は土に埋めておくと、簡単に実から種を取り出せて、匂いも薄れるから、や
ってごらん・・しかも腎臓の悪い人や血圧の高い人には、特にお勧め、しかし食
べ過ぎは駄目よ・・。と。

鼻の曲がりそうな匂いに、とても、そんな気にはなれない・・と思っていたが、
懸命に銀杏拾いする人達を見て、何だか童心に戻って拾いたくなってしまった。
ガサガサと落ちまくった葉っぱの陰に色んな木の実が落ちていて、台風で実が落
ちて初めて存在に気が付いた。

台風の災害に見舞われた方々は、本当にお気の毒に思い、一日でも早く通常の
生活を取り戻される事を切に願いたいと思う。

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posted by CSNメンバー at 23:25 | Comment(0) | TrackBack(0)
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