2009年05月24日


A子 <OLA子のキャリアアップへの道>

社長

金曜日に前の社長と会社の同僚と飲みに行った。
前の社長は今年の3月で社長を退任し、本来の所属で
ある親会社に戻って行った。
その社長は、採用の際に最初に私の面接をした人だ。
一次面接から社長が出てくるなんてびっくりするのと
同時に、自分が特別な存在のような気がしてうれし
かった。
だけど入社して周りの人の話を聞くと、多くの人が
一次面接で社長と会っていたことを知り、がっかり
した。

はじめに社長と会っていなかったら、今の会社には
入らなかったと思う。
社長の頭の回転の速さや、素朴なキャラクターや、
私がNPO活動をするのにあまり残業をしたくないと
言ったことを受け入れてくれたこと、等に惹かれた。

それなのに私が入社して1年も経たないうちに退任
してしまった。
親会社との関係を考えると、はじめから予想できた
ことではあるけど、がっかりした。

社長と会う度に感じていたのは、私は「認められたい」
願望が強いということ。
認められたい願望が湧き起こってくる相手は、だいたい
会社の中などで、ある程度の地位に就いている人のこ
とが多い。
「こんなすごい人から認められるなんて私ってすごい」
と自分で思いたいし、周りにアピールしたいのだと
思う。

だけど当然のことながら相手は私の思い描いている通り
の人じゃない。
例えば私は好意のある相手には、わざとひねくれたこと
や失礼なことを言う。それを受け入れてもらえると、
うれしい。逆に受け入れてっもらえないと、まず悲しみ
が来て、次に怒りが来る。
私のことを受け入れてくれないことへの怒り。

失礼なことを言っておいて、受け入れないと怒るなんて、
相手にとってはとっても理不尽な話だけど、私は小さい
頃からそうやって自分に対する相手の愛情を測ってきた。
TAで言っているように、素直に好意を示して、受け入
れてもらえないことが恐いのだと思う。

社長にも同じ方法で愛情を測ろうとした。
だいたいは笑いながら受け入れてくれたけど、何回かは
不機嫌になった。
そんな時私は「ああ、この人は違うんだ。私をありの
まま受け入れてくれる人じゃないんだ」と思い失望する。
そしてその度に私は、相手に対してどれほど過度な期待
をしていたのかを思い知る。

どんな私でも、どんな言動をしても受け入れてくれる
はずだという過度な期待。
かって親に抱いていたものと同じ。
やっぱり人は人で、私の思い通りに行動してくれるわけ
じゃない。
社長は「過度な期待をかける人」、から少し「等身大」
になった。
けど、また会うと「認められたい」願望がムクムクと
湧き上がるだろうな。





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posted by CSNメンバー at 23:03 | Comment(2) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
評価されたらオシマイ、と思って、決めて。なるべく評価されないように、面と向かって評価されないように仕事する、スリル、を味わって。評価されるのを遠ざけて遠ざけてしてやってると、色目がなくなって、下心が薄れ。下心とか言っちゃって、書いてる自分が今ちょっと嫌になりました。下心は撤回します。
Posted by ハンス at 2009年05月25日 04:43
ハンスさんコメントありがとうございます。
確かに評価ばかり気にしても仕方ないですね。
Posted by じゅん at 2009年05月27日 23:08
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