2009年03月15日


A子 <OLA子のキャリアアップへの道>

愛情

先週、前の会社の同期と飲んだ。
同期といっても、会ったメンバーは全員転職している
けど。
2年前、私が休職した時にも励ましてくれたメンバー。
びっくりしたのは、私が新しい会社の名刺を渡していな
かったということ。
転職して、かれこれ10ヶ月ちょっと。
その間会っていなかったことに驚いた。
もっと会っている気でいた。

前の会社は業績が悪く大変な思いをいっぱいした。
そんな時期を共有したメンバーと会うのは何だかほっと
落ち着く気分になる。
会ったメンバーは男性2人と女性1人。
男性2人は既に結婚しているけど、私ともう一人の女性
は独身。
私とその女性が結婚するとしたら、どんな相手が合うの
かという話になった。
もう1人の女性と1人の男性は、私には「知的レベルが
高くて精神的に大人の人」を求めているんじゃないかと
言った。

知的レベルが高い人?なんじゃそりゃ、と思った。
確かに私はコドモだから、精神的に大人の人の方がいい
のかもしれないけど。
なんかしっくりこない。
もう1人の男性は「うまく言えないけど、なんかこう
無邪気な感じで和ませてくれる人の方がいいんじゃない
の?」と言った。
「あ、そんな感じ」と私は思った。
どうでもいい話題だし、「知的レベルが高くて精神的に
かなり大人」な人の方が私には合うのかもしれないけど、
自分が「こんな人がいいなー」と思っているタイプを、
その人が言ってくれたことがうれしかった。
「私のことを分かってもらえてる」感じがしたんだと思う。
「分かってもらえてる」なんて、幻想なのかもしれない
けど、そんな小さなことでも案外うれしいと感じるもんだ。

そのコメントをくれた男性とは、かれこれ10年程の付
き合い。
新入社員で配属された店が同じだった。
彼は野菜売場、私は庶務に配属された。
入社1年目に、彼が弱気に「いいよなー女は。体調悪い時
に休めるから。男が体調悪いから休みたいって言ったら
軟弱って言われるもんなー。」と言っているのを聞いて、
「アホか、こいつは。」と思ったのを憶えている。
彼の仕事は体力的にキツかったし、その言葉は心から出た
言葉だと思うけど。

私が本社に異動になった後、何年かして彼も本社に異動に
なり再会した。同期の中でも一番付き合いが古い。
そんな人が言ってくれた言葉だったからこそ、余計にうれ
しかったのだと思う。

彼も含め同期のメンバーとは友達というより、仲間という
感じ。
もっとも以前の職場自体が私にとっては、「職場」という
より「家族」だった。
それは私自身が家族的な関係を職場に求めていたから。
とにかく周りの人に愛されたいと思っていた。
家族の中で埋められなかったものを職場の中で埋めようと
していた。
嫌われることも多かったし、嫌な思いもいっぱいした。
でも、少なくとも嫌われた分以上には可愛がってもらった
と思う。
それでも前の会社にいる間は、まだまだ可愛がってもらい
たい、大事にされたいと思ってた。

今は、もう十分に可愛がってもらったんじゃないかなーと
思う。
「まだまだ足りない!もっと可愛がってもらいたい」って
思う自分もいるけど、何だかこれ以上求めてもキリがない
気がする。
どこかのタイミングで自分のスタンスを切り替えることが
必要なのかもしれない。
今度は私の方が愛情を与える側に回る番なんじゃないかと
思う。

今の職場には、とてもとても愛情を注ぐなんてことしたく
もない面々もいるけれど、自分の出来る範囲内でスタンス
を変えていこうと思う。




blogranking.gif


ブログランキング・にほんブログ村へ

↑ブログを読んだらクリックしてね!
posted by CSNメンバー at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック