東京で働いている子と、大阪で働いている子と
私の3人で1泊2日の温泉旅行。
大阪から来た子は私が大学に入った時に出来た
最初の友人。
その子と仲良くなったきっかけは、最初に大学
に登校した時に座った席が近かったから、とい
う単純な理由。
長い間私は彼女のようになりたいと思ってきた。
明るくて、面倒見が良くて、周りの人から好か
れて、友達も多い。
彼女と過ごす時間は早く過ぎて、話したいこと
が後から後から出てきた。
「彼女のようになりたい」と何回も思った。
その分彼女のことを独り占めしたいとも思って
いた。
彼女は人気者だから、いろいろな人と付き合う。
その中で私は彼女の一番の友達でありたかった
し、彼女にもそう思ってほしかった。
でも、大学3年生くらいの頃、私から彼女と距離
をとるようになった。
表面上は、彼女以外の人とももっと仲良くなろう
とか、部活で忙しいからとか、そんな理由だった
と思うけど、実際には彼女にとって私が一番の友
達でなくなることが恐かった。
彼女が誰かともっと親しくなる前に、自分から離
れていこうと思った。
離れることで、彼女から「どうしたの?」と心配
してほしかったし、ひきとめてほしかった。
家族の中で母親とやっていたことを、彼女とも繰
り返そうとした。
でも、彼女は母親ではないし、私の思う通りに動
くわけでもない。
自分にとって大事なもの、手放したくないものを
独り占めしたいという思いが私の中にある。
自分にとって大事な人から、必要とされることで
自分の存在価値を確認する。
久しぶりに彼女と会った今回。
彼女といると楽しいし、好きだと思う。
何年も経っているのに、無意識のうちに彼女に気
に入られようとしてしまう自分に、はっとするこ
ともあった。
だけど、彼女のようになりたいとは思わない。
現実的に生きる道が違い、離れて暮らしていて、
前とは違う関係になっているから、当然といえば
当然だと思う。
彼女のようになれたら、人生楽しいだろうとは
思うけれども、「彼女のように」なるのではなく、
私は私でしかいられない自分になろうと思う。


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