2007年01月19日


男N <男Nのニートからの旅立ち>

帰省

405とかなりんにブログの代筆を依頼し、
帰省した。
何年振りかもわからずに・・・

【岡山】
以前にも書いたことがあるが、
岡山は僕にとっての故郷ではない。
岡山は両親にとっての故郷で、
リタイア後の余生を過ごすために家を建てた場所である。

厳密には岡山市ではなくその周辺で、
父の故郷と母の故郷とは隣町なのだが、
今住んでいる「実家」とは車で一時間くらいの距離がある。
岡山駅からも車で一時間くらい。

近いのか遠いのか・・・

【父と母】
久しぶりに見る両親は小さかった。
確実に「縮んでいる」と思った。
腰が曲がっている。特に母は顕著だ。
先日祖母が亡くなったばかりだが、
両親共に、世間から見れば老人である。

石川啄木の歌のような、センチメンタルな心境だった。
だけれど、純粋で美しいものでは決してない。
それは、次のような感情を含んでいることに気づいたから。

「ああ、もうすねをかじれないんだ」

認める認めないにかかわらず、
世間から見れば僕はもう立派な大人なのだ。
非情なことに、
時間は決して逆方向には流れてくれない・・・

【我が家】
実家が移った経緯を説明する煩わしさ。
僕の故郷ではない、というこだわり。
四年前に「強制送還」された時の忌まわしい記憶。
等々・・・

時の流れがもたらすのは悪いことばかりではないらしい。
今回、帰省しての正直な感想。
なかなか立派な、いい家だと思った。
少なくとも、
両親の歩いてきた人生のモニュメントとしては充分である。
「住んでもいいかな?」とも思ったけれど・・・

まあ三日間くらいがちょうどいい滞在期間なのかもしれない。

【両親との会話】
母は相変わらず、
僕の世話を焼いて、僕の機嫌を損ねようとする。
父も相変わらずで、
酒の勢いで語る武勇伝は、母のイライラの矛先が向かうまで続く。
全ては昔と変わらない「ゲーム」。

僕はなんだか冷静だった。

二人の話を同時に聴くのは大変だけれど楽しくもあった。
孫の話題のときだけはなぜだか、
三人のベクトルがうまく回っている、と感じた。
家族の話。親戚の話。そして、僕の話・・・

【ふと考えたこと】
携帯にメモしたことをそのまま掲載。

 仕事をしたい。
 労働をしたい。
 どんな労働をしたいのかはわからない。
 興味がわからない。
 クタクタになるまで働きたい。
 お金が欲しい?
 欲しいのは何?
 認められたい?
 モテたい?
 自分の居場所が欲しいのか?

いわゆる「おみやげ」っすよ♪

【オチらしきもの】
祖父はウナギ捕りの名人だった。
子どもの頃に食べた天然のウナギは、
肉も厚く皮も厚く、脂がノリノリで、
それはそれはおいしかった記憶がある。

もう二度と食べられないと思っていたら、
父が近くの川で、ウナギを捕まえたという。
十年ぶりくらいの出来事なんだとか。
しかも七匹。

冷凍保存してあるとのことで、
さっそく解凍して食してみた。
若干風味が落ちて、固いけれど、うまい。
昔食べたものとそんなに変わらない。

モーレツに感動しつつ、ふと思った。

ウナギ捕り名人の遺伝子は確かに父に受け継がれていた。
では次に受け継ぐのは誰なのか?
父が釣りに行く時、好んで連れて行っていたのは、
姉でも兄でもなく、僕だった。
ということは・・・


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