積極的に「聞く」ことが好きなのではなく、「話す」
ことが苦手だから「聞く」ことを選んでいた。
でも、本当は話したかったのだと思う。
同年代の女の子達がやっていたような、とめどなく
次から次へと話題が出ては消えるようなおしゃべり
にずっと憧れていた。
私のおしゃべりは出ては止まり、出ては止まり、と
いうようにたどたどしい。
言葉がスラスラとは出てこない。
それに、そんなに「話したい」と思う気持ちになる
ことがなかった。
友達と気を使いながら話すよりも、一人であれこれ
もの思いにふけっている方が、ずっとラクだった。
そんな風だから「人にこれを伝えたい」という気持
ちは、どんどん枯れていった。
最近、ムショウに話したくて仕方がない。
何か伝えたいことがあるわけではない。
しょっぱいものを食べた後に、水を飲みたくなるよ
うに、言葉を発したくて仕方ない。
話すことは何でもいい。
とにかく人に話したい。
今、仕事で感じているストレスがそうさせるのかも
しれない。
今まで、話すことを抑圧しすぎていたからかもしれ
ない。
ノドの根元あたりで、うごめいている得体の知れな
い感情の塊のようなものを、話すことで消滅させた
いのかもしれない。
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