電話とメールが往きかう日々が嘘のようになくなり、人と
交わる事がグッと少なくなった。
お陰で自分だけの時間を自由に使いたい様に使え、他人の
問題に思い煩う日々が減小した。
当然の事ながら、感情の起伏も平坦になり、顔の表情筋の
使用が減少。
そして会話も減少し、腹筋も減少。
逆に増えた事は、顔・腹周り・首のタルミ。
去年の今頃までは、自分を取り巻く環境の中、他者との同化
に自分のアイデンティティを見い出せず苦しんでいた。
そして決断した。慣れ親しんだ組織との決別。
あれから1年。いろんな物が少しずつ見え始めた。
同じ価値観、同じ思想、同じ目的・・そんなものは追い求めて
も移りゆくものだ。考えてみれば、当たり前の事だが組織の中
で泳いでいるうちに自分の思考が現実と理想の食い違いにパン
クした。
パンクした後に残ったものは怒りと焦り。
しかし時間の経過と共に、自分の未熟性が浮き彫りに成り始めた。
周りに自分が無理に動かされていると思いこんでいた。
言いたい事が言えないという暗黙のプレッシャーは、組織の持つ
特性だと思っていた。
周りを観ていなかったのは自分かも知れない。
往きかう人々の中に埋もれていく自分を、どう客観視し、アイ
デンティティの確立を目指していくのか、見失っていた。
人間は一人一人、人間関係を育む中で個人個人の問題点に気づき
成長するものだと、タルミきった自分のお腹の肉を見る度に思う。
ちょっとした私的ひきこもりも、そろそろ終わりにして筋肉の張り
を取り戻したい。何よりもハツラツと前に進む自分が好きだ。


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