人を好きになる傾向がある。
自分に安心感を与えてくれる人と一緒に
いたいと頭では思っていても、心のどこ
かでは自分のことを不安にさせる人に魅
かれる。
でも、相手が私のことを不安にさせてい
るわけではない。
自分で自分を不安にさせている。
この不安は、私が作りあげている不安。
相手は私のことに興味を持っているよう
な態度はとっていないのに、その事実は
私の中でねじまげられ、「いや私のこと
を好きなはずだ」という思い込みに変わ
る。
目の前にある現実が私の望むものでは
ないから、私の望むように現実をねじ
まげないと前に進めない。
そして相手のささいな行動に
「やっぱり私のことは好きじゃない
のかな」
と落ち込んだり、
「やっぱり私のことが好きなんだ」
と舞い上がったりする。
相手の気持ちや行動は変わっていない。
私自身が私の世界の中で勝手に妄想を
膨らませ、一喜一憂しているだけ。
この妄想の世界から抜け出したい。
でも、抜け出したくない。
抜け出したら、夢から覚めてしまう。
私の中で広がっている、私の望み通り
の妄想の世界がなくなってしまう。
妄想の世界は楽しい。
ふわふわしていて、ワクワクしていて。
子供が本の中の夢の世界に憧れる感じ
に似ている。
その感覚を自分の中から取り去って
しまうのは、とっても悲しい。
でも今は、その妄想の世界が私にとっ
て一番いいものだと思っているけど、
実はそうじゃないのかもしれない。
私が妄想を抱かない、現実の世界の
方が私にとってはいいものなのかも
しれない。
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