2008年06月27日


ひろみん <臨床検査技師・ひろみんのラブ&ピース>

「見たくないもの」

CSNの門を叩いて早や3年。
当初の私は人間不信と自信喪失で極度の緊張状態にあった。
表情筋の強張りと全身の硬直。手先の震えと書頸。
聴力認知力、視界認知力、読解力、理解力、記憶力の全てが低下し
インプットしてもスムーズにアウトプットできなかった。

エネルギーだけは有り余っていた。
自分の中にある逆巻くエネルギーをどう外に吹き出せばいいのか?
憤り、不安、焦り・・。心は安定する場所を探し求めた。

そして出会ったCSNのメンバー達。
皆、それぞれ持っている苦悩や境遇は違う。でも何か共通点を感じた。
講座、イベント、サポートグループ、盛り沢山の交流の場。
悪戦苦悩しながらも、学ぶ事が多かった。

最初は机上の勉強が社会でどれ程の役に立つのか疑問だった。
観念論と実在論の対比。どう穴埋めしたらいいのか迷った。
見たくない。見なくてすむ物を何故見なくてはならないのか?

その答えを考えるキッカケが約一月前に起こった。
その出来事は衝撃的で、余りの事に絶句した。
腰痛が身体症状に出て、心はズタズタに傷ついた。
見たくは無かった。感じたくはなかった。考えたくなかった。

何故あれほど忌み嫌っていた母親の価値観が顔を出すのか・・・。
しっかりP3に取り込まれていた。力でねじ伏せたい。支配したい。
唖然とした。今まで気付かない振りをしていたもの。払いのけて自分
だけがスッキリとした涼しい顔で澄ましていたかった。払いのけたつ
もりでも抑鬱となって身体症状に出た。

思えば、白黒ハッキリしなければ納得しない自分がいつもいた。
周りがどんなに困ろうと悩もうと私は私。イエスかノー。
中間は自分にも相手にも許さなかった。揺らぐ自分の気持ちを持ち続ける
のは苦痛だった。

そして、その不器用な生き方が自分を追い詰め、相手をも追い詰めて
行ったのだろう。3年前の人間不信は自分に原因があったのかも知れ
ない。と、今思う。今後の課題はあいまい耐性。

囚われの枠は払っても払っても次々と現れる。
枠は自分一人では見つけるのは難しい。そこにはグループの力が必要だ。
そして、しっかり向き合おう!自分の奥底に隠れて見たくはないものに!

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posted by CSNメンバー at 20:06 | Comment(0) | TrackBack(0)
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