当然の様に、私が少し大きくなると、父親と対立する事が多くなった。
それは、どんどんエスカレートしていき、私がバットで父親の足の骨を
折った時、私は、殺意にみちていた。
そして、毎日父親を殺す夢をみた。
父親が私達を管理しやすい様なわけのわからないルールの中で
私達はあんたの所有物でもなんでもない。一人の人間なんだと思った。
そして、私は、母親と弟を残し、家を出た。
昼は自分の好きな仕事をして、それだけでは食べていけないので
夜は水商売で働いた。夜は週に三回だったけど
はるかに昼の仕事のお給料を超えていた。
そんな生活を続けていくうちに
私はすっかり男をお金でしか見ない様になっていた。
そんな自分に気がついた時、私は両方の仕事を辞めて
一つの職場に変えた。トラックに乗り、力仕事をした。
最初はほんと大変で、玄関で倒れこむ様に寝てしまう事もよくあったけど
どうせ続かないだろうという周りの空気に絶対負けたくないと思った。
それに、家で生活をする事を思ったら、そんな物苦労にも感じないと思った。
その結果、家の父親に恵まれなかった分
私はかけがえのない物を手にすることが出来た。
それは、沢山の父親とお兄ちゃんだった。
同じ職場の人間として、いやそれ以上に大事にしてもらった。
親子みたいな喧嘩もいっぱいしたけど、いろんな事を沢山教わった。
それからは、なぜかどの職場に行っても、父親のような人に恵まれ
私にとっての仕事は、とても大切な物になりました。
最近は連絡もとってないけど、私にとってずっと大切な父親達だと思う。
では、また、来週!


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